自然資源部(省)が組織した中國第12次北極科學観測隊が12日、極地科學観測船「雪竜2」號に乗り、上海市の中國極地観測國內基地埠頭から出発し、北極の科學観測任務に向かった。新華社が伝えた。
今回の観測は第14次五カ年計畫期間(2021?25年)に中國が展開する初の北極科學観測活動で、航行距離は合計で約1萬5000カイリにのぼり、9月下旬に上海に戻る予定だ。
北極の自然狀況及びその変化は、「北極近接國」としての中國の気候システムと生態(tài)環(huán)境に直接的に影響を及ぼす。中國第12次北極科學観測は、気候変動の対応、北極の生態(tài)環(huán)境の保護をめぐり、北極の公海で航行観測、斷面調査、衛(wèi)星リモートセンシングなどの方法を駆使し、海洋、海氷、大気及びマイクロプラスチック、海洋酸化などのモニタリングを展開し、北極の海洋水文學、気象、生物などのデータ資料を取得する。
同時に今回の観測は國際的な科學の先端の問題に焦點を當て、北極海のガッケル海嶺域で科學調査を展開する。中國の北極自然環(huán)境への認識をさらに深めるために、超低速海洋中央海嶺の巖石とマグマの形成などの過程を解明し、同海域の中央海嶺構造の地形的特徴を理解する。(編集YF)
「人民網日本語版」2021年7月13日