アフガニスタンのミルザクワル內(nèi)務(wù)相代行は15日、「暫定政府」への権限移行を発表した。また、ガニ大統(tǒng)領(lǐng)がすでに出國(guó)したことも報(bào)じられた。同日、タリバンの報(bào)道官はすでにタリバン部隊(duì)がカブールに進(jìn)軍したことを宣言した。アフガニスタン政府はその使命を終え、アフガン情勢(shì)に新たな1ページが開かれたようだ。環(huán)球時(shí)報(bào)が伝えた。

アフガニスタン情勢(shì)の変化が、米國(guó)にとって重い痛手であることは間違いない。これは、アフガニスタンの変革という米國(guó)の企てが完全に失敗したことを示している。しかも米國(guó)は無謀な撤退計(jì)畫によって、同盟國(guó)に対する自らのコミットメントが信頼性を欠くことを示した。利益上必要な時(shí)には、様々な理由を見出して同盟國(guó)を見捨てるのだ。

政権が移った後のアフガニスタンは地域の地政學(xué)的狀況に影響を與え、様々な不確実性をもたらす。西側(cè)世論はこのところ絶えず中國(guó)に言及し、アフガン情勢(shì)の変化によって中國(guó)が「厄介」な立場(chǎng)に置かれたと喧伝してさえいるが、この主張は感情的には自らを慰めるものであり、論理的には混亂したものだ。

歐米世論はこれまで、「東トルキスタン」を中國(guó)が新疆で「鎮(zhèn)圧行動(dòng)」を行うための口実であるとして、その実在性を否定するのが常だった。だが現(xiàn)在は再び向きを変え、「タリバンは政権再掌握後に『東トルキスタン』を支持し、新疆の安全を脅かすだろうから、特に中國(guó)はアフガン情勢(shì)の変化に懸念を募らせる理由がある」と次々に主張している。

もちろん、中國(guó)は新疆の安定という観點(diǎn)からアフガニスタン情勢(shì)を注視しているのであり、西側(cè)世論の描寫が誇張であり、事実と異なっているのは確かだ。中國(guó)とアフガニスタンとの間には非常に狹いワハーン回廊があるのみで、そこには中國(guó)軍が幾重にも駐留して防衛(wèi)にあたっているため、「3つの勢(shì)力」（極端な宗教勢(shì)力、民族分裂勢(shì)力、テロ勢(shì)力）が通り抜けることはあり得ない。また、新疆はここ數(shù)年の反テロを経て、過激主義が排除されており、外部勢(shì)力による新疆社會(huì)への思想的?行動(dòng)的浸透はいっそう難しくなっている。

実際には、過去において新疆ではびこっていたテロ活動(dòng)の最大の根源は歐米にある。歐米は「人権」を口実に新疆のテロリストを弁護(hù)し、彼らの暴力テロ活動(dòng)を「中國(guó)の政権による圧制に対する抵抗」と描寫し、新疆での「3つの勢(shì)力」をイデオロギー的に煽動(dòng)し続けた。だが、國(guó)際テロ勢(shì)力が中國(guó)に矛先を向けている時(shí)、西側(cè)は往々にして見て見ぬ振りをする。西側(cè)のダブルスタンダードは中國(guó)のテロ対策にとって最大の試練だ。

このため、中國(guó)はアフガニスタン情勢(shì)の変化と非常に理性的に向き合い、新疆への悪影響を防ぐと同時(shí)に、客観的に評(píng)価していくだろう。米國(guó)が立ち去った後の「空白」を埋める意図は中國(guó)にない。內(nèi)政不干渉原則は常に中國(guó)の外交政策の錨だ。中國(guó)は、アフガニスタンの早期の和平実現(xiàn)と再建への移行のために建設(shè)的役割を果たし、善意ある戦略と穏健な政策によって、アフガニスタン情勢(shì)に対する主導(dǎo)性の維持を確保していく。（編集NA）

「人民網(wǎng)日本語版」2021年8月16日