王毅國務委員兼外交部長(外相)は16日、要請に応じてブリンケン米國務長官と電話會談を行い、アフガニスタン情勢や中米関係を中心に意見を交換した。新華社が伝えた。
ブリンケン國務長官は、アフガニスタン問題に関するドーハ協(xié)議への中國の參加に謝意を表明?!弗ⅴ榨衰攻骏笄閯荬现卮螭示置妞蛴à皮い?。タリバンは過激主義との明確な決別を表明し、秩序ある権限移行と包摂的政府を選択すべきであり、そのために中國も重要な役割を果たすことを期待する。米國は、アフガニスタンの將來はアフガニスタン國民が決定すべきであることに同意する。タリバンに対し、アフガニスタンを離れたい全て人員の安全をさしあたって確保するよう呼びかける」と述べた。
王部長はアフガニスタン情勢に対する中國の立場を明らかにしたうえで、「事実は、歴史や文化、國情が大きく異なる國に外來のモデルを無理に適用してもなじまず、最終的に成り立たないことを改めて証明した。政権は國民の支持なしには成り立たず、問題解決のために強権的?軍事的手段を用いても、問題を増やすだけだ。こうした教訓は、真剣な省察に値する」と指摘。
「中國は、米國と意思疎通や対話を行い、アフガニスタン問題のソフトランディングを後押しして、アフガニスタンで新たな內戦や人道的災害が再び起きないようにし、再びテロの溫床や庇護所にならないようにし、アフガニスタンの國情に沿ったオープンで包摂的な政治的枠組を構築するよう促したい」とした。
王部長はさらに、「アフガニスタンの安定維持、混亂防止、平和的復興を後押しするうえで、米國は建設的役割を果たすべきだ。米國は前の段階において慌ただしく軍を撤退させたことで、すでにアフガン情勢に深刻な悪影響をもたらした。次の段階でも新たな問題を再び作り出すようであれば、なおさらに責任ある態(tài)度ではない」と指摘。
「米國の前政権が『東トルキスタン?イスラム運動』(ETIM)のテロ組織指定の撤回を宣言し、テロ対策問題でダブルスタンダードを採用したことは、危険であり、間違っている。米國は根本的に方針を転換し、アフガニスタンに関する中米協(xié)力と國際的なテロ対策協(xié)力のために障害を取り除くべきだ」と強調した。
王部長はさらに、「中國と米國は共に國連安保理常任理事國であり、現代の國際システムの重要な參加者でもある。盡きることなく現れるグローバルな試練や早急な解決を要する地域の紛爭問題を前に、中米は當然足並みを揃えて協(xié)力すべきであり、これは國際社會の一致した期待でもある。米國は、中國に対し締め付けや封じ込めを行って中國の正當な権益を損なうことに腐心しておきながら、一方では中國からの支持と協(xié)力も期待するようなことはするべきではない。國際的な付き合いにおいて、このようなロジックが存在した例はない。中米はイデオロギーや社會制度、歴史と文化が異なる。これは客観的事実であり、一方が他方を変えることは不可能だ。正しいアプローチは、相互尊重を基礎に、両大國が平和的に共存する道を共に探ることだ。米國は、理性的?実務的な対中政策を遂行し、中國の核心的利益と重大な懸念を尊重し、両首脳間の電話會談の精神に従って対話を強化し、溝を管理?コントロールし、中米関係が正しい軌道へ早期に戻る後押しをするべきだ」と述べた。
ブリンケン國務長官は、「米中が重大な國際?地域問題において意思疎通を継続することは非常に重要だ。私は米中の平和共存実現が共通の目標であることに同意し、雙方が協(xié)力を図り、展開していくことを希望する。もちろん米中間には明らかな意見の相違もあるが、今後、建設的な方法で一歩一歩解決していくことが可能だ。米國は、あらゆる形態(tài)のテロリズムに反対し、中國西部國境地帯の動揺を求めないことを重ねて表明する。アフガニスタン情勢の変化は、地域の安全保障問題における米中の建設的?実務的協(xié)力が非常に重要であることを改めて示した」と述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2021年8月17日