外交部(外務(wù)?。─瓮粑谋髨蟮拦伽?3日の定例記者會見で、「米國は新型コロナウイルスは研究所から流出したものだと繰り返し主張しているが、実際には最も調(diào)査すべきは米國自身だ。中國は米國に対して、これ以上デマを飛ばして他國を中傷するのは止め、まず自國の研究所の狀況を調(diào)査し、はっきりさせるよう忠告する」と述べた。
【記者】最近、米ノースカロライナ大學(xué)生物學(xué)研究所と 「コロナウイルス?ハンター 」として知られる同校のバリック教授がメディアの注目を集め続けている。特に、バリック教授のコロナウイルス人工合成における高度な技術(shù)、ノースカロライナ大學(xué)生物學(xué)研究所が過去に起こした安全面での不祥事、そしてバリック教授とフォート?デトリックとの並々ならぬ協(xié)力関係が注目されている。これについて中國としてコメントは。
【汪報道官】米國はこのところ、中國?世界保健機(jī)関(WHO)合同調(diào)査報告書の「研究所からウイルスが流出した可能性は極めて低い」との結(jié)論を無視して、いわゆる「武漢ウイルス研究所からの流出説」を執(zhí)拗に宣伝し、さらには情報機(jī)関を使って、いわゆる起源調(diào)査報告書をでっち上げることまで辭さずにいる。だが、中國のイメージを悪くしても、米國自身の汚名をそそぐことはできない。米國は新型コロナウイルスは研究所から流出したものだと繰り返し主張しているが、実際には最も調(diào)査すべきは米國自身だ。
米國は組み換えウイルス研究を最も早く行った、最も高い能力を備える國であるとともに、世界のコロナウイルス研究の最大の資金提供國であり、実施國でもある。報道によると、バトリック教授は早くも1990年に組み換えコロナウイルスの研究を始めており、彼のチームは早い時期から極めて成熟したコロナウイルスの合成?改変能力を持っていた。バリック氏自身も昨年9月のイタリア國営テレビのインタビューで、「痕跡を殘さずにウイルスを人工的に改変できる」と語った。実際、バリック氏のチームと彼の研究室を調(diào)査するだけで、コロナウイルスの研究が新型コロナウイルスを生み出したか否か、または生み出すことができるか否かをはっきりさせることができる。
米國は、生物學(xué)研究所で過去に起こった安全面に関するインシデントが最も多い國でもある。2015年1月から2020年6月までの間に、ノースカロライナ大學(xué)は遺伝子組み換え微生物に関する安全面のインシデント28件を米國立衛(wèi)生研究所(NIH)に報告したが、そのうち6件は重癥急性呼吸器癥候群(SARS)コロナウイルス、中東呼吸器癥候群(MERS)コロナウイルス、新型コロナウイルスを含むコロナウイルスだったうえ、その多くが遺伝子を改変され、計8人の研究者が感染した可能性があった。2020年4月に新型コロナウイルスに感染したマウスに噛まれて14日間隔離された1人の研究者を除き、他のインシデントでウイルスに曝露されたスタッフは通常の仕事と生活をしていたうえ、インシデント報告では遺伝子編集の狀況やインシデントの処理過程など重要な詳細(xì)が意図的に削除されていた。
バリック氏は、ハイリスク?ウイルスやコロナウイルスの研究を行うフォート?デトリックの「米國陸軍感染癥醫(yī)學(xué)研究所」及び「統(tǒng)合研究施設(shè)」と密接な協(xié)力関係にある。これらの協(xié)力を通じて、バリック氏の豊富なコロナウイルス?リソースと改変技術(shù)はフォート?デトリックでも広範(fàn)に用いられている。そしてフォート?デトリックの「米陸軍感染癥醫(yī)學(xué)研究所」は、2019年秋の新型コロナウイルス感染拡大前に安全面の重大インシデントを起こして、米疾病予防管理センター(CDC)に閉鎖を命令されていた。
米國は武漢ウイルス研究所が新型コロナウイルスを流出させたことを証明しようと腐心しているが、すでにWHOの専門家が武漢ウイルス研究所を2度訪れ、ウイルスが武漢の研究所から流出した可能性は極めて低いと結(jié)論づけている。米國はいつになったらWHOの専門家をノースカロライナ大學(xué)生物學(xué)研究所やフォート?デトリックの「米陸軍感染癥醫(yī)學(xué)研究所」の調(diào)査に招くのか? 我々は米國に対して、これ以上デマを飛ばして他國を中傷するのは止め、まず自國の研究所の狀況を調(diào)査し、はっきりさせるよう忠告する。(編集NA)
「人民網(wǎng)日本語版」2021年8月24日