8月中旬のある日の午前中、山東省青島市の即墨経済開(kāi)発區(qū)科學(xué)技術(shù)革新センターにある「味來(lái)逸站」という店名のロボットレストランをのぞいてみると、空席が1つもなく、店の一方の壁には冷蔵庫(kù)そっくりの「グルメロボット」數(shù)臺(tái)が整然と並んでいた??亭侠恧蜃⑽膜工毪?、店員が必要な分量の食材と調(diào)味料をロボットに投入し、食材のパッケージのQRコードをスキャンして扉を閉め、「スタート」を押す。するとロボットが調(diào)理を始め、10分も経たずに、おいしそうで見(jiàn)た目も食欲をそそる豚肉の細(xì)切り炒め、エビとカシューナッツの炒め、スパイシーザリガニなどの料理ができあがり、テーブルに運(yùn)ばれる。人民日?qǐng)?bào)海外版が伝えた。
飲食業(yè)界と人工知能(AI)技術(shù)が結(jié)びつき、流れに乗ってグルメロボットが登場(chǎng)した。これは飲食業(yè)界が工業(yè)化、スマート化、自動(dòng)化に進(jìn)む産物だ。中國(guó)農(nóng)業(yè)大學(xué)食品科學(xué)?栄養(yǎng)工學(xué)學(xué)院の教授で、世界中華料理産業(yè)連合會(huì)中華料理工業(yè)化専門(mén)委員會(huì)の副會(huì)長(zhǎng)と事務(wù)局長(zhǎng)を務(wù)める李全宏氏は、「AI技術(shù)の飲食業(yè)界への浸透が加速するにつれ、『無(wú)人レストラン』、『スマートレストラン』などの新しい運(yùn)営モデルが次々登場(chǎng)し、飲食業(yè)界チェーンを再編成し、レストラン內(nèi)での料理が中心だった従來(lái)型飲食業(yè)界モデルを変革し、飲食業(yè)界の主要加工段階を食材の生産地や加工拠點(diǎn)に移している。こうして飲食業(yè)界の工業(yè)化、大規(guī)?;ⅴ攻蕞`ト化の流れに応じて、特徴的で標(biāo)準(zhǔn)化された食材栽培拠點(diǎn)を育成することが第1次産業(yè)、第2次産業(yè)、第3次産業(yè)の融合発展を?qū)g現(xiàn)するための重要な足掛かりになった」と説明した。
新型コロナウイルス感染癥は「スマートレストラン」が誕生した大きな外的要因だ。感染癥対策のニーズを受けて、非接觸式、セルフサービス式の飲食スタイルがひそやかに誕生し、高度にスマート化されたロボットレストランが人気を集めるようになった。中國(guó)調(diào)理協(xié)會(huì)の姜俊賢會(huì)長(zhǎng)は、「感染癥により食品の安全性、栄養(yǎng)バランスが良くヘルシーな飲食消費(fèi)への消費(fèi)者の意識(shí)が一層高まり、消費(fèi)ニーズが製品、サービス、供給スタイル、飲食文化などさまざまな角度で絶えず向上し、飲食業(yè)界は各段階の緊密な協(xié)力と全産業(yè)チェーンの協(xié)調(diào)発展を重視するよう促され、飲食サービスは食材の安全性、季節(jié)性、鮮度保持の重要性に対する認(rèn)識(shí)を絶えず強(qiáng)化するよう促され、業(yè)界がメニューの栄養(yǎng)バランスとヘルシーさをより重視するようになり、また飲食をする環(huán)境が科學(xué)的で快適であることをより重視するようになる」と述べた。(編集KS)
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2021年8月24日