米政府高官は先日、抑止と外交の観點から、中國大陸による臺灣の武力統(tǒng)一が「永遠に起きぬよう」あらゆる行動をとると公言した。米側(cè)の無責(zé)任な挑発的言動は火に油を注ぐに等しく、臺灣海峽の平和と安定を深刻に脅かすものだ。米側(cè)は「臺灣獨立」という駒を利用して、中國大陸の対臺灣地區(qū)政策を歪曲?中傷し、これを口実に「臺灣を以て中國を牽制する」動きを推し進めているが、これは國家の統(tǒng)一を?qū)g現(xiàn)するという中國人民の強固な決意、斷固たる意志、強大な能力を大きく見誤ったものだ。(人民日報「鐘聲」國際論評)
現(xiàn)在、臺灣海峽情勢が新たな緊張に直面している根本的原因は、臺灣地區(qū)當局が「米國に頼り獨立を謀る」企てを繰り返し、米側(cè)の一部も「臺灣を以て中國を牽制する」ことを意図している點にある。しばらく前から米軍は臺灣海峽で大々的にプレゼンスを誇示し、米國の議員や政府高官は頻繁に臺灣地區(qū)を訪問し、いわゆる「臺灣の國際的空間の問題」を仰々しく騒ぎ立て、臺灣地區(qū)問題でもめ事を引き起こすよう同盟國の政治屋をそそのかしてきた。米側(cè)の様々な行動は、臺灣海峽の現(xiàn)狀を損ない、「臺灣獨立」勢力の気炎を助長し、「一つの中國」原則に挑戦するものであり、火遊びに他ならない。米側(cè)は最近の発言で、「過去8ヶ月間のインド太平洋地域での努力」についても臺灣問題と結(jié)びつけており、いわゆる「インド太平洋戦略」が第三國を念頭に置いていないとの主張が他國を騙すためのものに過ぎないことが改めて証明された。根本的には、米國は中國を抑止するという地政學(xué)的企てを?qū)g現(xiàn)するために、「臺灣獨立」を容認し、臺灣海峽の緊張を煽っているのである。
米側(cè)は腐心して噓の連鎖を作り出し、「中國による臺灣海峽の一方的な現(xiàn)狀変更により、米側(cè)は行動を起こさざるを得ない」と主張しているが、これは臺灣海峽の現(xiàn)実に即しておらず、中國側(cè)の政策的立場を曲解してもいる。平和的手段による祖國統(tǒng)一の実現(xiàn)が、臺灣同胞を含む中華民族全體の利益に最もかなっている。我々は辛抱強く、最大限の誠意をもって、最大限の力を盡くして平和的統(tǒng)一という將來を勝ち取ることを望んでいるが、「臺灣獨立」分裂勢力が挑発し、無理強いし、さらには越えてはならない一線を越えるのならば、斷固たる措置を取らざるを得ない。民進黨當局の「米國に頼り獨立を謀る」動きと、米側(cè)の「臺灣を以て中國を牽制する」動きは絶えることなく続いている。米國と臺灣の結(jié)託と挑発が先で、中國側(cè)はそれを受けて斷固たる対応をとっているのであり、この事実は否定できないものだ。
米側(cè)は原因と結(jié)果を逆にして、中國による「現(xiàn)狀変更」を故意に騒ぎ立てている。逆ねじをくらわす米側(cè)のこうした言動は、その意図が臺灣海峽の平和ではなく、臺灣海峽情勢の緊張を利用した中國抑止であることを、まさしく証明している。
臺灣地區(qū)は中國の一部であり、臺灣地區(qū)問題の解決は完全に中國の內(nèi)政だ。中國には國家の主権及び領(lǐng)土的一體性を守る強固な決意、斷固たる意志、強大な能力がある。これは臺灣海峽情勢の推移を見る時に、正確に把握しておくべき基本的な點だ。米側(cè)がどのような動きをしようとも、どう口調(diào)を強めようとも、中國の完全統(tǒng)一という歴史の大勢を押しとどめることは不可能だ。米側(cè)は臺灣地區(qū)問題の高度の敏感性を十分に認識し、臺灣地區(qū)関連の問題を適切に扱い、「臺灣獨立」分裂勢力にいかなる誤ったシグナルも送らないようにするべきだ。米側(cè)の「臺灣を以て中國を牽制する」いかなる企ても、是非を間違え、白を黒と言いくるめるいかなる言動も、いかなる政治的恫喝も、臺灣海峽情勢をさらなる緊張へと追いやるだけだ。
中國の完全統(tǒng)一の実現(xiàn)は押しとどめることのできない歴史的潮流であり、いかなる者、いかなる勢力、いかなる國も変えることはできない。我々は米側(cè)に対して、「一つの中國」原則と中米間の3つの共同コミュニケの規(guī)定をしっかりと厳守し、「一つの中國」原則への挑戦と臺灣海峽の平和?安定の破壊を直ちに止め、「臺灣獨立」勢力と結(jié)託して「臺灣獨立」勢力に幻想を抱かせることを直ちに止めるよう厳正に告げる。さもなくば、必ずや火遊びをして自ら焼け死ぬようなことになるだろう。(編集NA)
「人民網(wǎng)日本語版」2021年12月10日