宇宙での食事の調(diào)理時間はどれほどかかるだろうか?夜勤をする必要があるだろうか?有人宇宙船「神舟12號」の乗組員の湯洪波宇宙飛行士は17日、北京市でこれらの質(zhì)問に答えた。湯洪波飛行士によると、宇宙飛行士は宇宙ステーションで30分ほどで熱々の料理を食べられる。時間があればヨーグルトを飲める。睡眠エリアのスピーカーの力を借りれば、宇宙飛行士は夜勤をする必要がなくなったという。中國新聞網(wǎng)が伝えた。
中共中央宣伝部は同日、中國內(nèi)外の記者向けの記者會見を行った。湯飛行士はその席上で、メディアに向けて上述した狀況を説明した。
中國有人宇宙飛行宇宙ステーションシステムサブチーフデザイナーで、航天科技集団宇宙技術研究院研究員の柏林厚氏は席上で、「有人宇宙船の設計は人間中心で、快適な設計はその重要な內(nèi)容の一つだ」と述べた。
柏氏は、現(xiàn)在のコアモジュール「天和」の快適性に関する內(nèi)容を紹介した。(1)先進的な情報技術を駆使し、宇宙飛行士の軌道上での生活と仕事の利便性を高めた。例えばスマートホームがあり、宇宙飛行士はスマホアプリによりコアモジュール內(nèi)の照明やキッチン設備などをコントロールできる。(2)科學研究者は研究開発する際に、コアモジュールの內(nèi)裝にこだわりを見せた。モジュール內(nèi)は明るく広々としており、宇宙飛行士がより快適に仕事をこなせる。(3)音響?光電システムを搭載し、宇宙飛行士は地上の人と同じく正常に休憩でき、夜勤をする必要がない。(4)宇宙?地上一體化ネットワークシステムを構築し、宇宙飛行士は軌道上でもインターネットを利用し、家族とビデオ通話をすることができる。
湯飛行士は科學研究者が內(nèi)裝した「家」に非常に満足している。湯飛行士は、「宇宙飛行士が食事を準備するのにかつては約1時間かかっていたが、今は30分ほどで熱々の食事と熱々のスープを飲めるようになった。時間があればヨーグルトも飲める。睡眠の面では、以前の宇宙飛行士は夜勤をする必要があった。これは宇宙に不確実性があるからだったが、今や宇宙飛行士は安心して眠れるようになった」と述べた。
湯飛行士はまた、「睡眠エリアにはスピーカーがある。これは音楽を聞くためのものではなく、システムと接続している。何かあればアラーム情報が宇宙飛行士のすべての睡眠エリアに送られる。スマートホームの面では、宇宙飛行士はスマホでキッチンの電子レンジや熱風ヒーターをコントロールし、事前に食品を入れておき予約することができる」と続けた。
宇宙ステーションの全體的な體験について、湯飛行士は、「最初の印象としては非常に広いと感じた。軌道上では當時、宇宙貨物船『天舟』、コアモジュール『天和』、有人宇宙船の3つがつながっており、全長が30メートル以上あった。宇宙ステーションの中をフワフワ浮遊するとき、宇宙ステーションを飛び回ると形容できる」とした。
湯飛行士はさらに、「また、室內(nèi)環(huán)境の快適設計により、內(nèi)部の全體的な色調(diào)が統(tǒng)一されており、照明も複數(shù)の種類があった。すべての睡眠エリアに窓があった。人類が生存する地球を向いている窓があれば、満天の星空を向いている窓もある。全景を一望に収めることができ、非常に美しかった」と述べた。(編集YF)
「人民網(wǎng)日本語版」2021年12月20日