內(nèi)蒙古(內(nèi)モンゴル)自治區(qū)の錫林郭勒(シリンゴル)草原では、騎馬警官隊が鉄道の線路沿いをゆっくりと進(jìn)んでは、注意深くパトロールを行っていた。
この騎馬警官隊は、內(nèi)モンゴル自治區(qū)呼和浩特(フフホト)鉄路公安局錫林浩特(シリンホト)鉄路公安処管內(nèi)の正藍(lán)(ショローン?フフ)旗駅やシリンホト駅、桑根達(dá)來(サンゲンダラ)駅、正鑲白(ショローン?フブート?チャガン)旗駅といった駅の公安派出所の鉄道警察で構(gòu)成され、集通線と錫二線沿線の治安パトロールを擔(dān)當(dāng)している。
草原の気候は複雑で変化しやすく、毎年10月下旬から翌年5月まで雪が降る。冬は寒さが非常に厳しく、1メートル以上積雪し、くぼ地では3メートルに達(dá)することもある。
集通線と錫二線の沿線の多くのエリアは草原?牧場で、牧畜民が家畜を放し飼いしているため、線路の治安狀況も複雑だ。また、沿線は丘陵、砂地も多く、道路は整備されておらず、車両が通行できない所も多くある。そのため、鉄道警察は馬に乗ってパトロールするスタイルを採用している。
「道がない砂地があり、冬になると膝ぐらいまで雪が積もるため、絶対に馬に乗れるようにならなければならない。そうでなければ任務(wù)を遂行できない」。草原を馬で走るこの警察隊のメンバーは、中國各地から來ており、同地に來るまでほとんどが馬に乗った経験などなかった。しかし、厳しい訓(xùn)練を受けて、今ではたくましく鍛えられ、馬を乗りこなしている。
春運(yùn)(春節(jié)<舊正月、今年は2月1日>期間の帰省?Uターンラッシュに伴う特別輸送體制)期間中、線路パトロール隊はパトロールの回數(shù)を増やし、1日の勤務(wù)時間は10時間以上になる。草原の奧は、火を使うことが禁止されているため、警察官らは外出してパトロールする際、弁當(dāng)を持參しなければならない。しかし、朝出かける時は溫かった弁當(dāng)もお晝になると冷えきってしまっている。冷えた弁當(dāng)を食べるというのは、警察官らにとっては普通のことで、線路沿いの石を「自然の食堂」にして食事を取っている。
管轄區(qū)の線路の両側(cè)には牧畜民が分散して住んでおり、悪天候になると、牧畜民の生活物資不足が難題となる。そのため、騎馬警官隊はパトロールのついでに、代わりに買ってきた生活物資や常備薬などを牧畜民に屆けている。こうしたことを経て、牧畜民と警察官は今では家族のような関係になっている。
騎馬警官隊が草原鉄道をパトロールするようになって今年で10年目を迎えた。これまでの10年間、厳しい寒さの冬であっても、雪にも風(fēng)にも耐え、外で冷たい弁當(dāng)を食べ、馬に乗って鉄道の安全を守ると同時に、草原で暮らす牧畜民が安心して暮らすことができるようサポートしてきた。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語版」2022年2月25日