卓球男子で東京五輪混合ダブルス金メダリストである水谷隼選手の引退セレモニーが2月27日、東京都立川市のアリーナ立川立飛で行われた。集まったファンが見守る中、中國(guó)の馬龍選手やドイツのティモ?ボル選手、ドミトリ?オフチャロフ選手ら往年のライバルからのビデオメッセージが大スクリーンで披露された。
ビデオメッセージでは、ライバル選手たちからの労いの言葉のほか、水谷選手を「いじる」メッセージも寄せられていた。例えば、ティモ?ボル選手は、「彼のイビキは本當(dāng)にひどい。ボルシア?デュッセルドルフ時(shí)代にルームメイトだったから」とし、馬選手も、「水谷さん、ご無沙汰しています。引退セレモニーをすると聞いて、同じアスリートとして、僕は君の決意を理解し、尊重します。僕たちはそれこそ小さい頃から一緒に大きくなったと言ってもよく、競(jìng)い合い、リスペクトし合いながらずっとやってきました。君もずっと自分の夢(mèng)を?qū)g現(xiàn)するために必死で努力し、ついに五輪で金メダルを手にしました」と稱えた上で、「でも選手としてなにより一番悔しかったのはやはり僕を倒すことができなかったことではないでしょうか?」と強(qiáng)烈ないじりを入れ、「卓球は人生のほんの一部にすぎません。これからもさらに素晴らしい人生となるよう祈っています」と結(jié)んだ。
「一番悔しかったのはやはり僕を倒すことができなかったことでは?」という思いやりに満ちつつも、ぐさりと突き刺すいじりのメッセージに、多くのネットユーザーが思わず笑いをこらえきれなかったようだ。そして、ネットユーザーたちはこうした実力を備えたアスリート同士の互いを惜しむ気持ちに感動(dòng)しただけでなく、馬選手のメッセージは「実力ありきのいじりだ」というコメントを次々寄せた。
1989年生まれの水谷選手は、日本の卓球界において中核選手としてこれまで活躍してきた。2016年のリオデジャネイロ五輪の男子シングルスでは銅メダルを獲得し、五輪のシングルスで男女通じて日本人初のメダリストとなった。また、2021年の東京五輪では、混合ダブルスで伊藤美誠(chéng)選手と組んで金メダルを獲得したほか、男子団體でも銅メダルを獲得した。
しかし、馬選手が言うように、小さい頃から一緒に競(jìng)ってきた馬選手には公式戦で一度も勝てたことはなかった…。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語版」2022年3月2日