街中の車の行き交う音や人の話し聲などは、一般の人にとってはごく普通のものであるものの、江夢(mèng)南さんにとっては、全ての音が未知の世界のものであり、ひいては恐怖を感じさせるものだ。なぜなら、3年前に人工內(nèi)耳を裝著するまで、彼女の耳は全く何も聞こえなかったからだ。中央テレビニュースが報(bào)じた。
生後6ヶ月だった29年前、江さんは肺炎にかかり、薬の誤用が原因で、左耳の聴覚レベルが105dBになり、右耳は全く聞こえなくなってしまった。そして臨床上では、重度の神経性難聴と診斷された。それでも、両親のサポートもあり、読唇術(shù)を?qū)Wんで話し手の口の形を用いて言葉を理解して、自分も「話せる」ようになった。さらに一生懸命勉強(qiáng)して、湖南省の山奧にある瑤(ヤオ)族の村を出て、中國(guó)の名門大學(xué)である清華大學(xué)の大學(xué)院博士課程に進(jìn)學(xué)できるほどまでになった。
江さんは、「一つの字を1萬回読まないと、私はマスターできない。マスターすると両親はとても喜んでくれた??冥涡韦趣皮馑皮皮い胍簸ⅳ?。例えば、中國(guó)語の『花(フアー)』と『瓜(グアー)』で、私の手を両親の口元において、空気の流れを感じ取らなければならない?!夯ā护峡諝荬瘟鳏欷ⅳ毪猡韦?、『瓜』にはない。何度も何度も練習(xí)して、少しずつ筋肉に記憶させていった」と話す。
両親は公立の小學(xué)校に通わせると決めていたため、江さんが特別支援學(xué)校に通ったことは一度もない。學(xué)校で、江さんは一番前の席に座り、先生の口を見て『聞き』、驚くほどの努力を重ね、記憶力を発揮し、一生懸命勉強(qiáng)し、成績(jī)はいつも上位だったという。
こうして負(fù)けん気が強(qiáng)い江さんは優(yōu)秀な成績(jī)で吉林大學(xué)に合格し、修士課程にも進(jìn)んだ。さらに、2018年には、清華大學(xué)の生命?科學(xué)學(xué)院の大學(xué)院試験に合格して、博士課程で腫瘍免疫と機(jī)械學(xué)習(xí)を?qū)熼Tに學(xué)ぶようになった。そして自分の可能性をさらに高めるため、3年前に人工內(nèi)耳を裝著。ついに、人生で初めて、この世界の音を聞けるようになった。
そして江さんは、「ある日突然、それまで一度も聞いたことのない音が聞こえるようになった。鳥の聲やカエルの鳴き聲、とても素?cái)长室簸劋长à皮毪瑜Δ摔胜盲俊工日Zった。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語版」2022年5月5日