だんご鼻に大きな口、釣り上がった目、飛び出た目玉という特徴的な面差しで、金箔の仮面を被った青銅人頭像「戴金面罩青銅人頭像」は、三星堆遺跡から出土した古蜀(四川盆地)文明が栄えた3000年前の文化財(cái)だ。統(tǒng)計(jì)によると、三星堆遺跡の1號(hào)坑と2號(hào)坑からは、様々なタイプの青銅人頭像がすでに57點(diǎn)出土している。そのうち、4點(diǎn)は黃金の仮面を被っている?!复鹘鹈嬲智嚆~人頭像」は、三星堆遺跡で出土した金箔の仮面を被った人頭像のうち、保存狀態(tài)が最も優(yōu)れている。
戴金面罩青銅人頭像(四川広漢三星堆博物館所蔵)
古蜀の人々は金を非常に尊び、金箔の仮面を被った青銅人頭像は、宗教儀式と密接な関係があると同時(shí)に、その高貴な身分も象徴している。
また古蜀の人々は金や銅を加工する極めて高い技術(shù)を手にしており、金箔を作り出して、うるしと石灰を混ぜて接著剤を作っていた。その仮面の大きさや形は、頭像の顔にピッタリとフィットしている。(編集KN)
中國(guó)の文化財(cái)は語る
博物館は人類文明を保護(hù)し、伝承する重要な場(chǎng)。博物館に所蔵されている文化財(cái)は埃をかぶった骨董品ではなく、いずれも民族の生きてきた証となる生きた伝承だ?!钢袊?guó)の文化財(cái)は語る」では毎回博物館に所蔵されている文化財(cái)の紹介を通じて、文化財(cái)に込められた中國(guó)の文化と精神について紹介していく。
「人民網(wǎng)日本語版」2023年7月20日