微博(ウェイボー)に最近投稿された「果物は、加熱して食べても栄養(yǎng)価は損なわれない」というコメントが、微信(スマホ用チャットアプリ)で急速に広まった。投稿には、「水で煮る、電子レンジでチンする、さらには油で炒めるなど、寒い冬でも、果物をさまざまな方法で食べることができる」と書(shū)かれており、ネットユーザーの間で議論の的となった。「加熱して食べるのに適している果物は?」「具體的な加熱方法は?」「加熱しても栄養(yǎng)価は損なわれないのか?」といった問(wèn)題について、専門(mén)家に話(huà)を聞いた。中國(guó)江蘇網(wǎng)が伝えた。
○話(huà)題の「果物を加熱して食べる」は、すでに多くの人が実踐済み
投稿には、さまざまな加熱方法が紹介されていた。例えば、ナシやサトウキビは水煮が適している。ナシは體を冷やすため、冬の間は加熱して食べるのがベストだ。ミカンは火であぶって食べることができるが、皮を剝いてからあぶると果汁が無(wú)くなってしまうので、皮を剝かずにあぶること。バナナやリンゴは焼いて食べることができる。これらに含まれるカリウムやマグネシウムなどのミネラルや食物繊維などの栄養(yǎng)素は、加熱で失われることはない。
この投稿は、たちまちネットユーザーの間で話(huà)題になった。「加熱支持派」のあるネットユーザーは、「ミカンを火であぶると、大変美味しくなり、娘の大好物です」と自らの體験を紹介した。またある人は、「卵炒飯を作る時(shí)にリンゴも一緒に炒め合わせると、革命的な美味しさになる」と自慢のレシピを公開(kāi)した?!讣訜幛筏剖长伽毪?、胃が溫まる上、栄養(yǎng)も損なわない」とする人もいる。一方、「加熱懐疑派」も少なからずいる。あるネットユーザーは、「フルーツを焼くなんて、信じられない!」と、理解に苦しんでいる様子。またある人は、「こんなレシピは、『ブラックリスト』に入って當(dāng)然じゃないの?」と疑いの色を隠せない。このほか、「大學(xué)の學(xué)食で、かつて『フルーツ炒飯』というメニューがあったと噂に聞いていたが、あり得る話(huà)かも」というコメントもあった?!?br>
○一部の果物は、「水煮」や「電子レンジ使用」で加熱食が可能
沁陽(yáng)市人民病院栄養(yǎng)科の臨床栄養(yǎng)士?夏天氏は、「果物を食べる時(shí)、全ての人が加熱して食べる必要がある訳ではない。胃腸など內(nèi)臓が弱い人や冷え性の人、高齢者は、寒い冬の間は果物を溫めて食べる方が良い。體に熱をためやすい『熱體質(zhì)』の人は、溫めて食べる必要はない」と指摘した。
夏氏は、以下の通り説明を続けた。
果物には、炭水化物、ペクチン、ビタミンなど様々な栄養(yǎng)素が含まれている。このうち、ビタミンCとビタミンEは、加熱のプロセスで損なわれやすい。リンゴ、ナシ、バナナ、パイナップルなどに含まれるビタミンの量は、本來(lái)それほど多くないため、加熱してもほとんど影響はない。それどころか、ナシのスープ(雪梨湯)は、喉の痛みに効く食療レシピとして知られている。一方、キウイフルーツ、ミカン、ブンタン、イチゴなどは、ビタミン含有量が多く、加熱によってビタミンが破壊される。このため、加熱の溫度は50℃前後にとどめ、電子レンジでほんのちょっと加熱するか、ぬるま湯で溫める位にしておいた方が良い。油で炒めるなどの方法は、可能な限り避けるべきだ。(編集KM)
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2014年1月6日
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