▽中國のモデル転換が世界のバージョンアップを促す

　中國の経済改革が深化するのにともない、西側(cè)はこれまでのように中國経済に「高度成長」を求めることをやめなければならないし、中國経済の新しい「常態(tài)」に徐々に適応しなければならない。申銀萬國証券の李慧勇マクロアナリストによると、新しい常態(tài)の下で、第一に中國経済は高度成長からペースダウンして中くらいの高度成長に移行する。第二に中國の経済成長モデルが粗放型の成長モデルからイノベーションや消費が駆動する成長へと変化する。第三にこうした時期にはリスクの予防をより重要な位置に置くことが必要だという。

　モデル転換のプロセスで、中國の経済成長ペースは一段低下するが、経済の質(zhì)と利益は大幅に上昇し、「世界の工場」から「世界の市場」へと転換し、「メードインチャイナ」から「クリエーテッドインチャイナ」にモデルは変わり、未來の中國は世界経済への貢獻でもさらにバージョンアップを達成するとみられる。

　徐部長は次のように話す。中國は今、経済発展モデルを転換しつつあり、內(nèi)需による牽引を通じて、特に新型の都市化建設(shè)のスタートを、未來の発展の重點活動として、世界経済の発展にチャンスを提供してきた。先進國の技術(shù)、資本、経験はどれも中國で市場を見つけだし、中國という舞臺でそれぞれの役割を発揮することができる。経済グローバル化を背景として、中國はこれまでずっと貿(mào)易の自由化と投資の利便化を主張するとともに、産業(yè)構(gòu)造のバージョンアップ、省エネ?環(huán)境保護、エネルギー構(gòu)造の改善などを追求してきた。これらはすべて世界の経済や生態(tài)環(huán)境保護にとって積極的な意義をもつものだ。実際、中國は経済発展の質(zhì)や効率にますます注目するようになり、公平で合理的で互恵の世界経済の新秩序を構(gòu)築し、グローバル経済のリバランスを達成するために、積極的に努力し貢獻を行っている。（編集KS）

　「人民網(wǎng)日本語版」2014年5月15日