砕氷船「雪竜號(hào)」が南極海の流氷の中で立ち往生したことを受け、極地科學(xué)調(diào)査の関係者は本紙の取材に対して、「雪竜號(hào)が注目を集めたことで、中國の新型砕氷船の建造が加速される可能性がある」と答えた。極地科學(xué)調(diào)査の隊(duì)員は、新型船を待ち望んでいる。中國の新型極地観測(cè)船は今年著工を予定しており、その加入は中國の極地科學(xué)観測(cè)水準(zhǔn)を引き上げるだろう。科技日?qǐng)?bào)が伝えた。
雪竜號(hào)は中國が初めて保有した舊ソ連製の砕氷船で、1993年にウクライナから購入した。20年間に渡り數(shù)回の大規(guī)模な修理を経て、雪竜號(hào)は極地科學(xué)観測(cè)船および輸送船として働き続けてきた。北半球が夏の場(chǎng)合は北極に、南半球が夏の場(chǎng)合は南極に赴き、長年に渡り多忙を極めていた。
1.2メートルの厚い氷を砕ける雪竜號(hào)であるが、砕氷船の中では能力が低い方だ。雪竜號(hào)は、専門的な砕氷船とは呼べない。また輸送船として設(shè)計(jì)された雪竜號(hào)は、高い科學(xué)観測(cè)機(jī)能を持たない。ゆえに新型の極地観測(cè)船の建造が必須となっている。
中國の新型砕氷船の計(jì)畫が、2011年に認(rèn)可を得た。計(jì)畫中の砕氷船の排水量は8000トン級(jí)に、航続距離は2萬カイリに達(dá)する。新型砕氷船は將來的に、雪竜號(hào)と共に北極?南極の総合的な観測(cè)を?qū)g施する。
中國國家海洋局極地観測(cè)弁公室主任の曲探宙氏は、「この新型船は雪竜號(hào)より小型で、全長が短く、船首と船尾に砕氷刃を持つ。必要があれば、新型船はUターンすることなく、バックで氷を砕くことができる。砕氷能力は、2メートルの厚さに達(dá)する」と説明した。
また新型船はダイナミック?ポジショニング?システム(DPS)を持ち、強(qiáng)風(fēng)の中でも船を定位置に保持することができる。新型船に搭載される科學(xué)研究設(shè)備は、世界水準(zhǔn)に達(dá)する。艦載ヘリを持ち、ケーブルを利用した無人潛水艇、遠(yuǎn)隔操作潛水艇、水中観測(cè)システムの母船になり、各種科學(xué)調(diào)査の需要を満たすことができる。新型船の動(dòng)力システム、甲板の面積、実験面積は非常に優(yōu)れている。全體的に見て、新型船の機(jī)能は雪竜號(hào)を大幅に上回る。
中國の新型砕氷船は國內(nèi)外の共同設(shè)計(jì)を経て、國內(nèi)で製造される。これまでの計(jì)畫によると、新型船は2014年に著工を予定している。曲氏によると、新型船は2015?2016年に使用を開始する見通しだ。(編集YF)
「人民網(wǎng)日本語版」2014年1月7日
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