日本の武居智久海上幕僚長(zhǎng)が最近、米カーネギー國(guó)際平和財(cái)団で講演した。米日同盟の南中國(guó)海問(wèn)題へのさらに踏み込んだ介入を後押しする自衛(wèi)隊(duì)の動(dòng)きを反映する內(nèi)容だった。（文：蘇暁暉?中國(guó)國(guó)際問(wèn)題研究所國(guó)際戦略研究部副主任。人民日?qǐng)?bào)海外版コラム「望海樓」掲載）

　日本は「中國(guó)の脅威」を大げさに宣伝する米國(guó)に歩調(diào)を合わせ、米日同盟の南中國(guó)海への干渉に向けてムードを高めている。武居氏は、ひとたび中國(guó)が人工島嶼を軍事目的に利用すれば「中國(guó)の軍事的影響力は南中國(guó)海の全範(fàn)囲に及ぶ」と主張した。複數(shù)の米メディアはこの発言に焦點(diǎn)を合わせ、現(xiàn)在の南中國(guó)海情勢(shì)に対する日本の「警告」と解釈した。武居氏の発言と同じ日、日本防衛(wèi)省は「南中國(guó)海における中國(guó)の行動(dòng)」とする資料を発表し、中國(guó)が南中國(guó)海で歴史的権益を有している事実を顧みず、いわゆる「権力の空白を利用した」中國(guó)が南中國(guó)海に進(jìn)入する過(guò)程を捏造した。資料は南沙（英語(yǔ)名スプラトリー）諸島における中國(guó)の建設(shè)活動(dòng)の寫(xiě)真も少なからず掲載した。日本はこれにかこつけて恣意的な論調(diào)を展開(kāi)し、島や礁が「軍事用途」である可能性を誇張した。米側(cè)は中國(guó)による合法的な埋め立て?島造成活動(dòng)にこだわり続けており、日本側(cè)の行動(dòng)は米側(cè)の対中批判に呼応し、地域の安全破壊の罪を中國(guó)に押しつけるものだ。

　日本側(cè)は中國(guó)に対抗できるよう、米國(guó)が地域の國(guó)々の能力強(qiáng)化を後押しすることを支持している。武居氏は講演で地域の國(guó)々に対して、新たな戦略環(huán)境に適応し、質(zhì)?量両面で海軍力を強(qiáng)化するよう呼びかけた。さらに関係國(guó)の能力強(qiáng)化に「貢獻(xiàn)する」と表明した。近年、米國(guó)は南中國(guó)海の主権権益奪取でフィリピンを後押しし続けている。両國(guó)はパラワンなど敏感な海域で合同軍事演習(xí)を繰り返し実施し、米側(cè)はフィリピンに巡視船も提供した。今年に入り米國(guó)は裝備、訓(xùn)練、作戦面でフィリピンを支援するよう日本に公に求めた。日本は呼びかけに応じて、南中國(guó)海問(wèn)題でフィリピンとの「意思疎通」を一層積極的に行い、両國(guó)は今年5月に初めて南中國(guó)海で合同軍事演習(xí)を?qū)g施した。

　日本は南中國(guó)海を米日軍事同盟の「練兵場(chǎng)」にすることを意図している。數(shù)カ月前に米軍高官は哨戒活動(dòng)の範(fàn)囲を南中國(guó)海まで拡大するよう日本をそそのかした。武居氏は記者の質(zhì)問(wèn)に、米軍の哨戒活動(dòng)への日本の參加は肯定しなかったが、南中國(guó)海の「自由と開(kāi)放」を維持する必要性を強(qiáng)調(diào)したうえ、哨戒問(wèn)題について日本側(cè)が検討していることに言及した。安倍政権が新安保法案強(qiáng)行推進(jìn)の手続きを完了すれば、日本は南中國(guó)海問(wèn)題で一層派手に動(dòng)くだろう。