中國科學(xué)院地球環(huán)境研究所の譚亮成博士と協(xié)力者は、中國の洞窟の過去500年間の気候変動(dòng)、社會(huì)への影響、人類の適応性の関係を明らかにした。その成果はこのほど、英科學(xué)誌「Scientific Reports」に掲載された。中國科學(xué)報(bào)が伝えた。
譚氏らは陝西省南部にある大魚洞の約100カ所で、歴史ある題詞を発見した。これらの題詞は500年の間に干ばつが7回発生し、人々が洞窟に入り水や雨水を求めたことを記している。重要な気候変動(dòng)の情報(bào)を記す洞窟の題詞が発見されるのは國內(nèi)外で初のことで、古気候?qū)W者の注目を集めた。
この7回の干ばつは同じ洞窟內(nèi)の石筍(鍾乳洞の床にみられる、たけのこ狀の巖石)の酸素?炭素同位體、Sr/Ca比変動(dòng)と対応しており、大魚洞の石筍の酸素同位體と現(xiàn)地の降水の逆相関関係に明確な証拠をもたらした。研究によって漢江上流の過去500年間の降水狀況の変化順序が見直され、過去に発生した干ばつが明らかになった。濕度の高い気候條件下での短期的な干ばつでさえも、現(xiàn)地の人々に重要な影響を及ぼしていた。
中國西南部で近年大干ばつが発生したが、現(xiàn)地住民はこの深刻な干ばつに対応するため洞窟の水を利用していた。これは現(xiàn)在の科學(xué)技術(shù)が過去に比べ発展しているが、人類が気候?yàn)?zāi)害を前にして依然として脆弱であることを示し、カルストの地下水の保護(hù)強(qiáng)化の必要性を呼びかけている。(編集YF)
「人民網(wǎng)日本語版」2015年9月1日
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