國(guó)連の潘基文事務(wù)総長(zhǎng)は3日、中國(guó)人民抗日戦爭(zhēng)ならびに世界反ファシズム戦爭(zhēng)勝利70周年記念行事に出席した。全て情理にかなったことだ。だが、記念行事から1週間経っても、日本の安倍晉三首相は思い煩っている。9月11日の參議院平和安全法制特別委員會(huì)で安倍首相は自ら不満を表明し、潘事務(wù)総長(zhǎng)が中國(guó)で行事に參加したことに「深い遺憾の意」を表明。「國(guó)連が特定の立場(chǎng)に偏らないよう今後も呼びかけていく」と強(qiáng)調(diào)した。（文：蘇暁暉?中國(guó)國(guó)際問題研究院國(guó)際戦略研究所副所長(zhǎng)。人民日?qǐng)?bào)海外版コラム「望海樓」掲載）

　9月3日の記念行事への潘事務(wù)総長(zhǎng)の出席を日本側(cè)が非難するのはこれで少なくとも5回目で、いずれも極めて不當(dāng)なものだ。まず內(nèi)閣官房長(zhǎng)官と外務(wù)省が潘事務(wù)総長(zhǎng)に「中立性を保つ」よう繰り返し要求。次に與黨?自民黨が國(guó)連に抗議書を提出した。そして今、安倍首相自身も出てきた。

　安倍首相とその政府が、繰り返し不當(dāng)に國(guó)連事務(wù)総長(zhǎng)に盾突く意図は一體何か？安倍首相自身の言葉によると「國(guó)連事務(wù)総長(zhǎng)は特定の歴史を焦點(diǎn)とするのではなく、未來(lái)志向の積極的な姿勢(shì)を取るよう加盟國(guó)を促すべきだ」というものだ。安倍首相の言う「特定の歴史」とは、実質(zhì)的に日本軍國(guó)主義の発動(dòng)した侵略戦爭(zhēng)を指す。この言葉が、潘事務(wù)総長(zhǎng)を含む日本に侵略の歴史の直視を要求する全ての見識(shí)の高い人に対して、「積極的に未來(lái)に向かうことのできない」とのレッテルを貼り、歴史問題で沈黙を余儀なくさせ、當(dāng)時(shí)の歴史が二度と「焦點(diǎn)」にならないようにするものであることは間違いない。安倍首相の小さな算段は、日本の侵略の歴史が「無(wú)視」されれば、いわゆる「侵略定義未定論」を広め、日本軍による慰安婦強(qiáng)制連行、市民の大規(guī)模虐殺などの殘虐行為を覆い隠す機(jī)會(huì)を得られるというものだ。

　安倍首相の企ては思い通りにならない。今年は世界反ファシズム戦爭(zhēng)70周年であり、第69回國(guó)連総會(huì)は2月、世界反ファシズム戦爭(zhēng)勝利70周年紀(jì)念関連の決議を一致して採(cǎi)択した。同決議は今年5月に世界反ファシズム戦爭(zhēng)勝利70周年記念國(guó)連総會(huì)特別會(huì)議を開くことを決定し、反ファシズム戦爭(zhēng)について加盟國(guó)が各々記念日を設(shè)けることを認(rèn)めた。決議は第2次大戦は全人類、特にアジア歐州の民衆(zhòng)に多大な苦難をもたらしたと指摘した。世界各國(guó)が一致して歴史を振り返り、戦爭(zhēng)に反対し、平和を維持する中、誰(shuí)であろうと逆行する者は唾棄される。