今回、京都市上京區(qū)の茶室で、蒔絵(まきえ)師?平野雄一さん(74)を取材した。平野さんは家業(yè)を継いで約50年の間、この伝統(tǒng)工蕓の盛衰を目にし、日本の伝統(tǒng)工蕓が少しずつ衰退していくことに不安を感じ、改良やイノベーションを通じて現(xiàn)代社會においても継承され続けてほしいと考えている。人民日報が報じた。
日本の漆器は長い伝統(tǒng)を誇る。京都の京漆器は、中國の影響が強(qiáng)かった奈良時代の文化(唐風(fēng))の影響を受けており、獨特の漆工蕓技法である「蒔絵」を生み出した。蒔絵は、漆器の表面に漆で絵や文様、文字などを描き、それが乾かないうちに金や銀などの金屬粉を「蒔く」ことで器面に定著させる技法で、非常に豪華なできあがりとなる。
漆器の製作は分業(yè)制、匠の技の協(xié)力があって完成できるもの
京都は、日本の「職人の里」とも呼ばれ、約3000人の伝統(tǒng)工蕓士を抱える。平野さんは京都で蒔絵の體験教室を開いて、伝統(tǒng)工蕓が好きな日本の若者や外國人観光客が蒔絵に觸れることができる場を提供している。平野さんの仕事場の壁には、日本伝統(tǒng)工蕓品産業(yè)振興協(xié)會が発行した「伝統(tǒng)工蕓士」の資格証と京都府が発行した伝統(tǒng)産業(yè)優(yōu)秀技術(shù)者の賞狀が掲げられている。
取材の中でも平野さんからは職人としての誇りが感じられ、「京都府から優(yōu)秀な蒔絵師として表彰された人は3人だけで、京都で『蒔絵師伝統(tǒng)工蕓士』の資格を持つ人も20人しかいない?!簛唤y(tǒng)工蕓士』になるには、まず、12年以上の実務(wù)経験が必要で、それから知識試験と実技試験に合格して初めて資格を取得できる」と語った。
漆器の製作には少なくとも30の手順を経るため、一つの作品を作るのに數(shù)年かかる。まず、木地師(きじし)が、木地作り、次に塗り師が漆を塗る。そして、最後に、蒔絵師が漆で絵や文様、文字などを描き、金や銀などを蒔いて仕上げる。各職人らの工蕓技術(shù)を一つにした完成させたのが漆器工蕓品で、そこには、それぞれの職人が「自分の得意分野を極める」というこだわりが詰まっている。
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、寫真の無斷転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:japan@people.cn