ボアオ?アジアフォーラム年次総會(huì)は8日「新興エコノミー発展報(bào)告2018」「経済統(tǒng)合プロセス報(bào)告2018」「アジア競(jìng)爭(zhēng)力報(bào)告2018」を発表した。報(bào)告は、例年と比べて2017年は新興エコノミーの経済成長(zhǎng)率が著しく高まり、全體的に好転基調(diào)を呈し、アジア全體の競(jìng)爭(zhēng)力が高まったことを明らかにした。人民日?qǐng)?bào)海外版が伝えた。

會(huì)議に出席した専門家は「保護(hù)貿(mào)易主義の臺(tái)頭にともない、世界経済の回復(fù)に対する中國など新興エコノミーの牽引作用はなおさらに貴重なものとなっている。アジア諸國は域內(nèi)包括的経済連攜（RCEP）などの交渉を加速し、アジア経済の統(tǒng)合と経済のグローバル化を後押しするべきだ」と指摘した。

■中國はアジアさらには世界経済のメイン?エンジンに

「新興エコノミー発展報(bào)告2018」によると、2017年にE11（新興11カ國、G20の11の新興エコノミーを指し、アジア諸國が多數(shù)を占める）のGDP成長(zhǎng)率は約5.1％で、世界経済の成長(zhǎng)率を1.4ポイント上回り、全體として好転基調(diào)を呈した。最大の新興エコノミーである中國の経済成長(zhǎng)率は6.9％で、世界全體の経済成長(zhǎng)への寄與は約3分の1に達(dá)し、引き続き最大の寄與國となった。

「アジア競(jìng)爭(zhēng)力報(bào)告2018」は8年続けてアジアの37エコノミーの競(jìng)爭(zhēng)力を評(píng)価。報(bào)告をまとめた中國國際経済交流センター學(xué)術(shù)委員の王軍氏は報(bào)告の注目點(diǎn)として（1）アジア経済統(tǒng)合プロセスの持続的推進(jìn)にともない、アジアの各エコノミーは多大な利益を享受し始めている（2）アジアは全體的競(jìng)爭(zhēng)力を高めているうえ、主要エコノミーの経済が安定に向かい、安定の中で上昇する特徴を呈している（3）アジアのエコノミーは経済?社會(huì)発展の安定性と連続性を高め続けている（4）各エコノミーの競(jìng)爭(zhēng)力は強(qiáng)弱が固定化する傾向にあるが、総合的格差は縮まりつつある――を挙げた。

王氏によると、今後3～5年も中國はアジアにおいて比較的旺盛な競(jìng)爭(zhēng)力を保ち、アジアさらには世界の経済成長(zhǎng)のメイン?エンジンであり続ける。

■保護(hù)貿(mào)易主義は世界経済に無益

「新興エコノミー発展報(bào)告2018」によると、2017年に米國など主要な先進(jìn)エコノミーの政策が內(nèi)向き傾向を増す中、E11と先進(jìn)エコノミーとの貿(mào)易?投資交渉は進(jìn)展が緩慢だった。両者の衝突の大きな現(xiàn)われが、最近の中米貿(mào)易紛爭(zhēng)だ。

ジョンズ?ホプキンス大學(xué)東アジア研究センター長(zhǎng)のケント?カルダー氏は「中國は一貫して世界の自由貿(mào)易?投資を提唱し、揺るぎなく発展させ、開放の中で貿(mào)易と投資の自由化及び円滑化を推し進(jìn)め、保護(hù)主義に旗幟鮮明に反対してきた」「中國は次第に世界貿(mào)易體制のスタビライザーとなりつつある。この役割は全世界にとって非常に重要だ。両國民、多くの多國籍企業(yè)も中米間の貿(mào)易戦爭(zhēng)を望んでいないと私は信じる」「中米は交渉をする必要がある。多くの問題はまだ解決の機(jī)會(huì)がある」と述べた。

中國國際経済交流センター研究員の張燕生氏は「近年世界のGDP、貿(mào)易、投資、製造業(yè)は回復(fù)の勢(shì)いを呈している。こうした中、米國が中國に対して保護(hù)貿(mào)易主義の圧力をかけるのは、経済回復(fù)への自信、期待、將來の展望を損なうことになる」と指摘した。

■共同體意識(shí)でグローバル化を推進(jìn)

「経済統(tǒng)合プロセス報(bào)告2018」は、グローバル化の提唱する自由貿(mào)易はアジア経済統(tǒng)合の重要な推進(jìn)力だと指摘した。

「一部先進(jìn)國が貿(mào)易摩擦や貿(mào)易紛爭(zhēng)を引き起こすなど反グローバル化の時(shí)にあって、アジアは終始揺るがずに中國の提唱、先導(dǎo)の下、ボアオ?アジアフォーラム、『一帯一路』建設(shè)、アジア及び人類運(yùn)命共同體の構(gòu)築などを通じて、地域の統(tǒng)合、グローバル化を推し進(jìn)め、『共に享受、ウィンウィン、共に建設(shè)』を?qū)g現(xiàn)しており、一部西側(cè)諸國とは鮮明なコントラストを成している」と王氏は指摘した。

アジア貿(mào)易は持続的好転を呈しているが、アジア経済統(tǒng)合の將來の進(jìn)展は西側(cè)の反グローバル化ムード、一部多國籍企業(yè)のグローバル?サプライチェーン短縮傾向などの試練に直面してもいる。

ボアオ?アジアフォーラム事務(wù)局長(zhǎng)の周文重氏は「試練に対応するため、アジアの各エコノミーは明確な政策を定め、グローバル?バリューチェーンの構(gòu)造的変化を処理するとともに、革新的成長(zhǎng)方式を見出すべきだ。同時(shí)に、共に努力してマクロエコノミーと貿(mào)易の面の外的圧力に対処し、西側(cè)先進(jìn)國の保護(hù)主義圧力を阻止するべきだ。協(xié)同協(xié)力方式の下で金融改革の深化に全力を挙げ、地域の潛在的成長(zhǎng)力を引き出すべきだ。強(qiáng)い共同體意識(shí)を確立し、衝突の管理に積極的に関與し、潛在的衝突を管理する技能を培うとともに指導(dǎo)方針を定めるべきだ」と指摘した。（編集NA）

「人民網(wǎng)日本語版」2018年4月9日