ラジオ放送?経済之聲の経済番組「天下財(cái)経」によると、毎年第3四半期は、卒業(yè)シーズン、就職シーズン、新學(xué)期シーズンなどの要因が重なり合って、不動(dòng)産賃貸ニーズが大幅に上昇し、賃料も往々にして上昇する。今年7月以降、全國(guó)の住宅賃貸市場(chǎng)は全體として安定した狀態(tài)を維持し、一部の都市では賃料の上昇が目立ち、特に一線都市でその傾向が顕著だという。

▽不動(dòng)産資源が不足　一線都市の賃料がとりわけ上昇

関連機(jī)関がまとめた賃料データによると、一線都市では北京、上海、深センの3都市が前期比上昇し、上昇率は順に2.4％、2.1％、3.1％だった。それほど高い上昇率とは思われないが、実感はこれとはまた別だ。北京の不動(dòng)産仲介業(yè)者の話によると、「現(xiàn)在の不動(dòng)産賃料は全體として前年同期比10％以上上昇し、特に五環(huán)路や六環(huán)路に近い物件は、面積の大小にかかわらず、500元（1元は約16.0円）、1千元と上昇したところが多い」と話す。

上海と深センの狀況もこれに似ている。深セン市福田區(qū)では、2ヶ月までには月に3千元も出せば1LDKの部屋は見つかったが、今では難しいという。現(xiàn)地の仲介業(yè)者は、「中心部から遠(yuǎn)い寶安區(qū)や竜崗區(qū)でも賃料は値上がりしている。1物件あたりここ2ヶ月で大體200元から300元ほど値上がりし、3LDKや4LDKだと500元以上値上がりした。今は夏休みシーズンで、不動(dòng)産資源は不足し、不動(dòng)産市場(chǎng)は繁忙期を迎え、卒業(yè)を迎えている學(xué)生たちインターシップのため大勢(shì)深センにやって來(lái)ることを受けている」と説明する。

▽卒業(yè)シーズンや不動(dòng)産市場(chǎng)の硬直的需要が賃貸市場(chǎng)に影響

統(tǒng)計(jì)データでは不動(dòng)産賃貸市場(chǎng)が下降気味の広州でも、かつて不人気だったエリアの物件をめぐって今では爭(zhēng)奪戦が繰り広げられ、賃料も上昇している。教育コンサルタント會(huì)社?合碩教育諮詢公司の郭毅チーフアナリストは、「卒業(yè)シーズンの後押しだけでなく、一線都市の賃料上昇には他の要因もある。不動(dòng)産購(gòu)入資格の制限もあれば、支払い能力の限界もあって、大勢(shì)の人が賃貸市場(chǎng)で住宅ニーズ（硬直的需要）を満たすようになった。こうして賃貸市場(chǎng)のニーズが大幅に上昇し、賃料が全體として小幅に上昇する局面が出現(xiàn)した」との見方を示す。

統(tǒng)計(jì)によれば、一線都市で2017年に大學(xué)を卒業(yè)した人の初任給は平均5千元、人材募集が多いいくつかの職種のうち、宅配便の配達(dá)員の平均月収は6千元前後、運(yùn)転手と調(diào)理師は5千元以下だ。北京のような大都市では、平均賃料が5千元に迫り、ルームシェアや1ルームでも2千～3千元かそれ以上で、新卒者は収入のうち半分以上を家賃に回さねばならず、生活の質(zhì)（QOL）は著しく低下する。

賃貸と購(gòu)入がともに奨勵(lì)される現(xiàn)在の狀況の中、各地方は次々に政策を打ち出し、賃貸市場(chǎng)の規(guī)範(fàn)化を進(jìn)め、住宅の供給、市場(chǎng)の規(guī)範(fàn)、賃料への補(bǔ)助など各方面に目配りする。専門家は、「現(xiàn)在の重點(diǎn)都市の賃貸市場(chǎng)に存在する主な問題は供給不足だ。賃貸住宅用地の供給を増やして、賃貸資源の供給を著実に増やすことが必要だ」と指摘する。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2018年8月13日