陝西省政府は7日、延安市の延川と宜川両県が貧困県から脫卻したと発表した。これにより、革命の聖地である延安市の貧困県は「0」となり、県民226萬(wàn)人が「絶対貧困」からの脫卻を?qū)g現(xiàn)した。人民日?qǐng)?bào)が報(bào)じた。

今年2月の時(shí)點(diǎn)で、延安市では693ヶ所の貧困村が貧困から脫卻し、7萬(wàn)700世帯、19萬(wàn)5200人が貧困から脫卻した。貧困人口は2014年末の時(shí)點(diǎn)の7萬(wàn)6200世帯、20萬(wàn)5200人から、今年2月には5526世帯、1萬(wàn)34人まで減少し、貧困発生率は13.2％から0.66％に改善された。

延安市は、貧困に陥っている地域が比較的広範(fàn)囲にわたり、経済発展から立ち遅れた市となっている。1978年、中央政府は、延安地區(qū)の穀物買い上げ任務(wù)を55％減らし、同市に毎年、5000萬(wàn)元（1元は約16.4円）の援助金を交付することを承認(rèn)し、この支援は1987年まで続いた。

1978年から始まった改革開放によって、延安市も発展の波に乗ったものの、自然條件に恵まれず、経済的基礎(chǔ)も脆弱なため、革命老區(qū)の人々の衣食住を満たすという問(wèn)題が完全に解決されるには至らなかった。その後、1998年に、呉起県が中國(guó)全土で先立って、自由放牧を禁止する政策や傾斜地の耕作をやめて元の林地に戻す政策を?qū)g施した。翌年、中國(guó)政府は延安市で傾斜地の耕作をやめて元の林地に戻す政策を?qū)g施し、大規(guī)模な生態(tài)建設(shè)プロジェクトの展開をスタートさせた。延安市林業(yè)局の黨委員會(huì)書記を務(wù)める王占金局長(zhǎng)は、「傾斜地の耕作をやめて元の林地に戻す政策が実施されて20年の間に、延安市の土壌浸食問(wèn)題が解決されただけでなく、生態(tài)環(huán)境も改善され、さらに重要なことに貧困脫卻のための強(qiáng)固な基礎(chǔ)が打ちたてられ、農(nóng)民を伝統(tǒng)的な農(nóng)業(yè)産業(yè)から救い出した」と語(yǔ)る。

ここ4年ほど、中央政府と各級(jí)財(cái)政は延安市に貧困支援資金累計(jì)62億5000萬(wàn)元を投じてきた。延安市は産業(yè)、就職、生態(tài)などの面でターゲットをしぼった貧困支援プロジェクトを?qū)g施し、第一書記1784人、駐村業(yè)務(wù)チーム1546チーム、幹部3萬(wàn)7400萬(wàn)人を村に派遣してサポート、バックアップを展開し、各種特色ある貧困支援産業(yè)の育成を加快させている。

延安市では現(xiàn)在、貧困人口を?qū)澫螭摔筏俊竵I不愁三保障（衣食の愁いなく、義務(wù)教育と基本醫(yī)療、住宅の安全を保障する）」という目標(biāo)がほぼ達(dá)成され、農(nóng)村のインフラも全面的に改善、人々の生活水準(zhǔn)が日に日に高まっている。

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2019年5月9日