中國科學(xué)院昆明動物研究所が6日に明らかにしたところによると、同研究所の科學(xué)研究者は西蔵(チベット)自治區(qū)墨脫県內(nèi)に設(shè)置した2臺の赤外線カメラにより、野生のベンガルトラを3回撮影した。中國の科學(xué)研究者が野外で生きたベンガルトラの寫真を撮影したのはこれが初めて。中國新聞網(wǎng)が伝えた。
墨脫県は中國で最後に道路が敷かれた県で、生態(tài)系の保存狀態(tài)が良好だ。墨脫県の中?大型地上動物、半地上稀少野生動物の多様性と分布を把握するため、同研究所獣類生態(tài)?進化學(xué)科チームの李學(xué)友副研究員がチームを率い、昨年10?11月の間に同県內(nèi)で哺乳類調(diào)査研究を展開した。また沿岸部に赤外線カメラを48臺設(shè)置した。
研究者が初めて回収されたカメラのデータを大まかに分析したところ、同県では中?大型哺乳類23種、キジ類6種を含む非常に豊富で多様な絶滅危懼野生動物が生息していることが分かった。うち16種は國際自然保護連合(IUCN)の絶滅危懼種、19種は中國のレッドリストに登録されている絶滅危懼種だ。ベンガルトラの他にも、ウンピョウ、マーブルキャット、アジアゴールデンキャット、ヤマイヌなどの14種の稀少?絶滅危懼肉食動物がいる。
分析によると、キョンはエリア內(nèi)で最も頻繁に記録された動物で、358回記録されている。エリア內(nèi)での占有率も0.53にのぼる。これはエリア內(nèi)の中?大型肉食動物に豊富な獲物が存在することをほのめかしており、また同県にこれほど多くの稀少?絶滅危懼中?大型肉食動物が多く存在する理由を説明している。(編集YF)
「人民網(wǎng)日本語版」2019年8月7日