■巨大な市場機會
世界貿易が保護主義の逆風に遭う中、輸入博覧會を制度化し、輸入を拡大する中國の努力が世界貿易の需要増加を後押しするのは間違いなく、開放を続ける中國市場も全世界の企業(yè)に成長の原動力と貴重な自信を與える。
ベティン氏は「世界貿易の成長がほぼ停滯している中、中國による第2回輸入博覧會の開催には、なおさらに重要な意義があり、なおさらに積極的な作用を果す」と語る。ドイツ、テュフ?ラインランドの上級副社長も「輸入博覧會は國際貿易パートナーに広大な輸出市場を提供するとともに、中國での成長を支持してきた。これは各國企業(yè)の発展に新たな需要を創(chuàng)造し、世界経済に弾みを付ける」と語る。
中國は昨年の第1回輸入博覧會で、今後15年間で中國の物品輸入は30兆ドル、サービス輸入は10兆ドルを超えるとの見通しを発表した。これほど巨大な輸入の「パイ」は、世界中の企業(yè)にとって間違いなく魅力的だ。
今回の輸入博覧會で、日本貿易振興機構(ジェトロ)は日本企業(yè)約160社の參加を取りまとめる。企畫部海外地域戦略主幹(北東アジア)の中井邦尚氏は「日本企業(yè)、特に中小企業(yè)は輸入博覧會を通じて中國市場を開拓することを望んでいる」と語る。