世界貿(mào)易機関(WTO)の事務局長を務めたタイ人のスパチャイ氏は現(xiàn)地誌に掲載された署名記事の中で、「新型コロナウイルスは全世界の敵で、感染癥に打ち勝つのは全人類が共に努力する必要のある偉大なる戦爭だ。中國は世界の感染対策に貴重な経験を提供している。タイは中國の効果的な措置を參考にすべきだ」とした。スパチャイ氏はまた、アジアの感染の危機はその他の大陸よりも早く終息する可能性があるとみている。光明日報が伝えた。
同記事は、「新型コロナウイルスの感染は現(xiàn)在深刻な狀況で、懸念されているが、これは望みなき戦いではない。感染癥による損失の大きさは、過去の最も壊滅的な出來事と比較できる程に達していない。特に公衆(zhòng)衛(wèi)生と科學の進歩を考えると、我々は最良の治療方法を見つけることができる。世界で今最も差し迫った問題はワクチンの開発で、世界各地で行われている。中國はすでにウイルスの遺伝子配列を解読しており、韓國は中國が発表した情報を利用し國民に向け感染対策の提案を行っている。また中國がイタリアの感染対策を支援するなど、関連する國際協(xié)力も展開されている」としている。
スパチャイ氏は、「中國は世界の新型コロナウイルスの感染対策に貴重な経験を提供している。中國は抗ウイルス薬によりタイの感染対策を支援している。世界保健機関(WHO)は専門家などを中國に派遣し、感染予防?治療の方法を調(diào)べるとともに、世界の感染ハイリスク國に提案を行った。中國の感染者はすでに大幅に減少しており、1日の新たな感染者は現(xiàn)在少なくなっている。中國の重要な経験はすべての國の參考になる」と指摘している。
同記事は、「タイの感染対策はさらに厳しくする必要がある。中國の最も効果的な措置を參考にし、個人レベルでは自らの活動を制限し、他者への感染を防ぐため外出を避ける。また高齢者などハイリスク集団の活動、出入國、都市やコミュニティ間の流動を制限するなど。こうした措置をタイ政府が參考にしており、厳しく実行し始めている。人々が協(xié)力すれば、新型コロナウイルスの蔓延をより良く抑制できる」としている。
スパチャイ氏は、「ウイルスとの戦いで勝利を収める自信がある。いつになるかを正確に言い當てられる人はいないが、アジアが先に危機を脫する可能性がある。中國、韓國、日本などのアジア諸國は感染対策で一定の成功を収めており、感染のペースが落ちている。アジアの感染の危機はその他の大陸より先に終息する可能性がある。世界的に見ると、感染対策で最も必要なのは各経済?社會組織の協(xié)力だ。特に研究を引き続き実施し、新型コロナウイルスを予防するワクチン及び新型肺炎の治療薬を早急に見つけ出すべきだ」と強調(diào)している。(編集YF)
「人民網(wǎng)日本語版」2020年3月31日