〇メイン制作チームは中日両國がしっかりタイアップ
中國のローカライズリメイクにおいて、メイン制作チームは、原作のエッセンスを尊重した上で、原作の腳本に対する微調(diào)整を行い、ストーリーや主人公である魔女のキキの成長過程を中國人観客により良く理解してもらえるよう力を盡くした。
舞臺美術(shù)からマルチメディア、照明にいたるまで、中國語版ミュージカルでは少なからず変更が行われた。舞臺美術(shù)デザインでは、「実景+マルチメディア」方式を採用。マルチメディア畫面では、ベルギーのシュールレアリスム畫家ルネ?マグリット氏による作品のイメージが取り入れられた。また、海辺の街コリコは、実景?マルチメディア畫面ともに、スウェーデンの都市ストックホルムやヴィスビューの建築物のイメージを參考とした。このほか出演キャストは、舞臺で本當に「飛ぶ」パフォーマンスを行う。
メイン制作チームは、中日合同チームとなった。日本からは、腳本も手掛けた岸本功喜監(jiān)督と作曲家の小島良太氏が參加し、中國側(cè)監(jiān)督の石路氏や李響氏はいずれも、日本の劇団四季に在籍した経歴がある。1年半にわたる全體計畫期間のうち前半は、Webビデオ會議システムによってメイン制作チーム會議が行われた。
メイン制作スタッフだけではなく、出演キャストも世界各地から募集され、米國やフランスのほか、臺灣地區(qū)や香港地區(qū)などからも集まった。さらには、武漢の都市封鎖が解除された後、武漢から上海に來たキャストもいた。そのため、キャストたちは、上海に到著後、14日間の隔離措置を受けなければならなかった。
プロデューサーの頼毅氏は、「ミュージカルの制作にあたり、私の気持ちは、毎日、ジェットコースターに乗っているみたいだった。劇中で挫折や苦境に見舞われる魔女のキキと同じように、我々も新型コロナウイルス感染拡大の中でさまざまな難問に直面した。だが、數(shù)え切れない困難を克服して、ついに舞臺初日を迎えることができた」と感慨深げに話した。(編集KM)
「人民網(wǎng)日本語版」2020年5月29日