新型コロナウイルス感染予防対策実施が「通常モード」になっており、企業(yè)活動(dòng)や學(xué)校の登校が再開する中、多くの人が感染への心配などから、落ち著かなくなったり、恐怖を感じたりするほか、うつや不眠などの睡眠障害、ひいてはイライラを爆発させて家族や友人とのトラブルを抱えるようになったりしている。では、そんな「コロナ鬱」にならないようにするには、どのように対処すればよいのだろう?光明日?qǐng)?bào)が報(bào)じた。
不安が「不眠」、「よく泣く」、「過剰な手洗い」の原因に
企業(yè)活動(dòng)や學(xué)校の登校が再開する中、以前とは違う心理的変化を経験する人がいることに関して、中國(guó)心理學(xué)會(huì)のカウンセラー事業(yè)委員會(huì)の委員?陳建華氏は、「感染する危険がないか心配になったり、感染を心配して他の人と接觸するのが怖かったり、自分の感染予防対策が十分でないのではと心配になったり、仕事のストレスが大きいため免疫力が低下することを恐れたりといった心理的な変化は、ほとんどの人が感じていることだ」との見方を示す。
別の委員?鄭愛明氏によると、「パニックになると恐れや恐怖を感じるのに対して、鬱になると悲しい気持ちになったり、絶望を感じたりする。そのような心理的変化により、新型コロナ関連のニュースを1つも見落としたくないと、いつもスマホを見たり、過剰に手を洗ったり、外出するのが怖くなったり、飛沫感染を恐れるあまり、他の人と會(huì)話しなくなったりして苦痛を感じたりなど、行動(dòng)に異常が出る」と説明する。
消極的な感情イコール精神疾患にあらず
そのような心理的不調(diào)が起きるということは、精神疾患を抱えているということなのだろうか?その點(diǎn)について鄭氏は「そうではない」と否定し、「感情の浮き沈みは、自然な現(xiàn)象。平常心を保つべき」とアドバイスする。
では、そうした消極的な感情をどのように効果的に解消すれば良いのだろう?陳氏は、「ポジティブな気持ちは、免疫系に積極的な影響を與える。一方、パニックになると、免疫系にネガティブな影響を與える」と強(qiáng)調(diào)する。
首都醫(yī)科大學(xué)服附屬北京安定病院臨床心理科の姜長(zhǎng)青主任は、具體的な方法として、「情報(bào)を取得する『スケジュール』を設(shè)定する。例えば、新型コロナに関する情報(bào)を見る時(shí)間は、午前と午後に5分ずつだけと決め、後の時(shí)間は仕事に集中したり、適度に運(yùn)動(dòng)したり、家事をしたり、娯楽を楽しんだりする。そうすることで、新型コロナに関する情報(bào)に精通しながらも、仕事もきちんとこなし、そして愉快な気分を得ることができる」とアドバイスする。その他、家族とのコミュニケーションを取り、社會(huì)のサポートを得ることも、「安心感」の重要な源となる。姜主任は、「1日に少なくとも1回は家族や友人と連絡(luò)を取るように」とアドバイスしている。
そして、「優(yōu)れた生活、衛(wèi)生習(xí)慣を身につけ、食習(xí)慣にも注意し、睡眠をよく取り、タバコや酒でストレスを解消しようとしないこと」と呼びかける。
消極的な感情により通常の生活や仕事、勉強(qiáng)に支障をきたしたり、不眠が続く、過剰な手洗いといった狀況が生じた場(chǎng)合、専門家らは、「正規(guī)の心理的サポートを求めるべきだ。中國(guó)全土各地には無料のカウンセリングが受けられるホットラインや醫(yī)療機(jī)関のカウンセリングサービスがあるので、それらを活用してもよい」とアドバイスしている。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語版」2020年5月25日