2020年3月16日、湖北省十堰市■(おおざとに員)陽(yáng)區(qū)柳陂鎮(zhèn)竜韻村の布製品工房の「貧困者支援スポット」で、現(xiàn)地の村民がベッドリネン製品を製作する様子。(撮影?曹忠宏/寫真提供は人民図片)
湖北省丹江口市均県鎮(zhèn)蔡方溝村の蔡光美さん一家が営む養(yǎng)殖拠點(diǎn)では、ニワトリ1500羽が放し飼いされている。約26.7ヘクタールのミカン畑と約3.3ヘクタールのカボチャ畑も請(qǐng)け負(fù)っており、のどかさの中で、活気があふれている。
今から3年前、蔡さん一家は貧困世帯だった。6人家族がわずかなミカン畑で生計(jì)を立て、かつかつの生活を送っていた。養(yǎng)殖業(yè)を発展させたいと思っても始めるための資金がなく、どうすることもできなかった。そんな中で、2017年6月、蔡さんは湖北省農(nóng)村信用社連合社に貧困者支援の融資10萬(wàn)元(1元は約15.6円)を申請(qǐng)し、無(wú)事に融資を受けることができた。
資金が手に入ると、プロジェクトを進(jìn)められるようになり、蔡さんの事業(yè)がスタートした。それから1年後、一家の純収入は15萬(wàn)元前後に達(dá)した。
蔡さん一家の産業(yè)パークは湖北金融システムがターゲットを絞った貧困者支援の1つの縮図だ。少額の貧困者支援の融資を提供し、企業(yè)のためのプラットフォームを構(gòu)築し、農(nóng)家の信用システムを整えることで、湖北の金融産業(yè)は貧困者が中心的な産業(yè)を発展させ、安定した収入増加を?qū)g現(xiàn)するのをバックアップしてきた。
蔡さんと同じように湖北金融産業(yè)の恩恵を受けた人に、同省襄陽(yáng)市穀城県の薛勇さんがいる。同県盛康鎮(zhèn)江梁村の人々に言わせると、「薛さんがあんなに成功するとは誰(shuí)も思わなかった」という。
薛さんには脳性麻痺があって歩くとふらふらし、以前は鶏を飼ってなんとか暮らしていた。16年8月、妹が大學(xué)に合格したものの、薛さん一家は4萬(wàn)元の學(xué)費(fèi)を払えなかった。
そんな時(shí)、同信用社連合社が薛さん一家の狀況を知った。調(diào)査したところ、薛さんは貧困者支援の融資の基準(zhǔn)を満たしていたため、ただちに8萬(wàn)元の少額融資を提供した。薛さんは妹の學(xué)費(fèi)を納めると、殘った資金で養(yǎng)殖業(yè)を拡大した。今では養(yǎng)鶏場(chǎng)に3千羽以上のヒヨコがいて、ECルートを通じ、1ヶ月で鶏100羽以上と卵數(shù)千個(gè)を販売し、年収は8萬(wàn)元に達(dá)する。薛さんは養(yǎng)鶏業(yè)のプロ、病害防疫対策の専門家として広く名前を知られるようになった。