2月28日にNHK BSプレミアムで流れる「天空チベット?タンカ絵師の郷」の宣伝動畫
中國四川省アバ?チベット族チャン族自治州壤塘(ザムタン)県の遊牧民出身の若者たちがチベット仏畫?タンカを描く技術(shù)を?qū)Wび、それを継承することを通して民族文化を発揚し、貧困を脫卻して、豊かな生活を送るようになる姿を描くドキュメンタリー「天空チベット?タンカ絵師の郷」が最近、NHK BSプレミアムで放送され、好評を博した。新華社が報じた。
同作品は、NHKの井上隆史氏が制作統(tǒng)括を務(wù)め、中日合同チームが5年かけて製作した。井上監(jiān)督は、きめ細(xì)やかで、奧深い視點から、チベット高原東端にあるザムタンの壤巴拉覚囊(チベット仏教の宗派)無形文化遺産伝承所で學(xué)ぶ遊牧民出身の若者數(shù)人を追跡取材。同所の創(chuàng)始者である嘉陽楽住仁波切さんの指導(dǎo)の下、若者たちが10年間努力を重ね、無形文化遺産「覚囊タンカ」の伝承人へと成長し、貧困を脫卻し、故郷へ戻り、さらに高い人生の価値を求める姿を描いており、感動のドキュメンタリーに仕上がっている。
同作品を見たネットユーザーは、「環(huán)境や気候に負(fù)けず、逆境にもめげずに夢を抱き続けて頑張って成長する若者は本當(dāng)にすごい。本當(dāng)に力作だ」や「素晴らしいタンカや若いタンカ絵師に本當(dāng)に魅了された」などの聲を寄せ、次々に「いいね!」を押した。
2020年11月3日、四川省アバ?チベット族チャン族自治州ザムタン県の壤巴拉無形文化遺産伝承所で、タンカの絵畫技術(shù)を教える嘉陽楽住仁波切さん(資料畫像)
井上監(jiān)督は取材に対して、「ザムタンはこれまでずっと中國の最貧困地區(qū)の一つだった。現(xiàn)地の一部の遊牧民は、タンカ文化を継承することで、奧深い地域文化を発揚している。また、現(xiàn)地の人々に仕事ができ、収入も得ることができるようになって、現(xiàn)地の発展が促進されている。非常に成功した例で、とても素晴らしい。このようなエピソードを世界に伝えるために、できる限りのことをしたい」と話した。
2010年、國家級無形文化遺産の伝承人?嘉陽楽住仁波切さんは、ザムタン県黨委員會、県政府のサポートの下、壤巴拉無形文化遺産伝承所を立ち上げた?,F(xiàn)在、タンカのほか、音楽や絵畫、彫刻、醫(yī)薬、陶蕓、造紙などの文化伝承所も開設(shè)されている。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語版」2021年3月23日