3月23日の「世界気象デー」を控え、筆者は四川省成都市の溫江國家気候観測臺を訪れ、観測気球による気象観測の秘密に迫った。新華網(wǎng)が伝えた。
夕方、曇り時々晴れ。四川省成都市溫江區(qū)気象局高空気象観測エンジニアの陳建氏は観測気球?qū)熡氓啸氓匹戛`の準備、観測気球の気圧、気溫、濕度センサーの正確な較正、レーダー動作周波數(shù)のチェックといった一連の準備作業(yè)を終えてから、水素操作室に入り、気球に水素をフル充填した。この直徑約1.5メートルの「大型気球」はラジオゾンデを搭載し自由に浮上し、地上から3萬メートル上空の気溫、気圧、濕度、風などの気象データを取得する。地上から3萬メートルほど離れると、気球は自ら破裂し、観測の使命を終える。観測臺の作業(yè)員は毎日1時15分、7時15分、19時15分の3回に分け観測気球を放ち、関連する気象データを取得する。
全國24の國家気候観象臺の一つである溫江國家気候観象臺は、高空気象観測、地上気象、農(nóng)業(yè)気象、放射線、雷などの観測作業(yè)を擔當しており、取得した気象資料は中國內(nèi)外と交換し、中國の気候モデルの開発、気候変動メカニズムの研究にデータのサポートを提供する。気象防災?減災能力を高め、気候変動に科學的に対応する能力を強化する。(編集YF)
「人民網(wǎng)日本語版」2021年3月24日