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山地に住む人の「足」、烏蒙山脈を走る川黔線

人民網(wǎng)日本語版 2021年04月02日16:02

春になると、重慶市と貴州省遵義市を繋ぐ鉄道?川黔線を走る「緑皮車」(従來の普通列車)には、早朝に収穫したばかりの新鮮な野菜をいっぱい入れたカゴを背負(fù)ったり、竹製のカゴを手に持った沿線の農(nóng)民たちが次々と乗り込んでくる。沿線の人々にとって、「バス替わり」のような存在の、烏蒙山脈を走る川黔線は開通してからこれまでの28年間、一度も休むことなく運(yùn)行を続けている。そして、沿線の人々にとって、野菜を売りにでかけたり、市場に買い物にかけたり、病院や學(xué)校に行ったりするための「足」となっている。新華網(wǎng)が報(bào)じた。

1965年に開通した川黔線では、1日當(dāng)たり70本以上の列車が運(yùn)行されている。2018年に、同じく重慶市と貴州省を結(jié)ぶ渝貴線が開通してからは、少しずつ貨物列車専用線に変わり、旅客列車は今では1993年に開通した「緑皮車」5630(5629)號(hào)だけとなった。各駅停車で、料金も安く、荷物を持って乗るのに便利であるため、同列車は、沿線の山地に住む人々が學(xué)校や市場に行ったり、親戚や友人を訪ねたり、商業(yè)的往來をするための重要な交通機(jī)関となっている。

現(xiàn)在、5630(5629)號(hào)は遵義市-重慶間を往返(約300キロ)し、その途中の20駅以上で停車する。料金はなんと2元(1元は約16.84円)という安さだ。駅と駅の間の距離は一番短い所で4キロしか離れていない。多くの人の「思い出」が詰まるこの鈍行列車は依然として、烏蒙山脈沿いに住む人々に便利な交通手段を提供している。(編集KN)

「人民網(wǎng)日本語版」2021年4月2日

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