中國?世界保健機(jī)関(WHO)新型コロナウイルス発生源合同調(diào)査報(bào)告書が30日、ジュネーブで正式に発表された。報(bào)告書は、新型コロナウイルスが実験室から人に感染したという説について「可能性が極めて低い」とし、感染源の動(dòng)物宿主から直接人に感染した説について「可能性はある~高い」とし、中間宿主を通じ人に感染した説について「可能性が高い~非常に高い」とした。新華社が伝えた。
中國側(cè)の専門家17人と海外専門家17人でつくる合同専門家チームは今年1月14日から2月10日にかけて、疫學(xué)、分子解析、動(dòng)物と環(huán)境の3つの作業(yè)チームに分かれ、武漢市で28日間にわたる新型コロナウイルス世界感染源調(diào)査(中國版)を行い、これを踏まえた上で調(diào)査報(bào)告書を作成した。
既存の科學(xué)的な証拠と発見に基づき、合同専門家チームは新型コロナウイルスの人への4種の感染経路の可能性について定性的リスク評(píng)価を行った?!缚赡苄预瑯Oめて低い」「可能性が低い」「可能性がある」「可能性が高い」「可能性が非常に高い」の5段階に分け評(píng)価した。
■最初の感染源は未だ謎
調(diào)査によると、多くの早期感染者は武漢華南海鮮市場(chǎng)と関連しているが、その他の市場(chǎng)と関連している感染者も多く、また一部の早期感染者はどの市場(chǎng)とも関連性がなかった。2019年12月に、より広い範(fàn)囲のコミュニティ內(nèi)でウイルス感染が広がったことで、華南海鮮市場(chǎng)と関連性のない感染者が出た可能性がある。これらの証拠は、華南海鮮市場(chǎng)が最初の感染源ではなかった可能性を示している。
■その他の國で潛在的に早期感染も
分子解析作業(yè)チームは動(dòng)物から集めたウイルスのゲノムデータを分析した。新型コロナウイルスと最も似ているコロナウイルスがコウモリとセンザンコウの體內(nèi)にあるとする証拠があり、これはこの2種の哺乳類が新型コロナウイルスの宿主である可能性を示しているものの、ウイルスの類似性は新型コロナウイルスの直接的な祖先となる程度ではない。またミンクや貓などの動(dòng)物が新型コロナウイルスに感染しやすいが、これは他にも潛在的な宿主となった動(dòng)物がいる可能性を示している。
作業(yè)チームはさらに異なる國が発表した研究データを評(píng)価した。これらの研究によると、新型コロナウイルスの感染は通常、現(xiàn)地で最初の感染者が発見される數(shù)週間前に生じている。他國で疑陽性の検體が見つかった時(shí)期が武漢で初の感染者が確認(rèn)された時(shí)期より早いケースすらあり、これは他國で気づかない間にウイルス感染が広がっていた可能性を意味する。報(bào)告書は、これらの潛在的な早期感染に関する調(diào)査が「重要」と判斷した。
■コールドチェーンとの関連性は未だ不明瞭
新型コロナウイルスが冷凍食品、包裝、コールドチェーン製品に存在することが確認(rèn)されている。中國で最近生じた一部の感染はコールドチェーンと関連しており、一部の國が中國に輸出した荷物と製品から新型コロナウイルスが発見されている。これはウイルスがコールドチェーンを通じ長距離移動(dòng)することを示している。華南海鮮市場(chǎng)のサプライチェーンには20カ國のコールドチェーン製品と動(dòng)物製品が含まれ、うち一部の國の2019年末より前の検體の新型コロナウイルス検査で陽性反応が出ている。さらに一部の國には、新型コロナウイルスの近親ウイルスが存在する。市場(chǎng)で販売されている一部の動(dòng)物が新型コロナウイルスに感染しやすいことを示す証拠もあるが、今回の研究において市場(chǎng)で採取された動(dòng)物製品からは新型コロナウイルスの陽性反応が出なかった。(編集YF)
「人民網(wǎng)日本語版」2021年3月31日