雲(yún)崗石窟第11窟(寫真提供?雲(yún)崗研究院)。
雲(yún)崗研究院は10日、山西省大同市にある仏教石窟群?雲(yún)崗石窟で約9年かけて改修工事が行われていた第11窟から第13窟が同日から一般公開されたことを発表した。中國(guó)國(guó)內(nèi)外で有名な古代の盛大な音楽の演奏場(chǎng)面が刻まれている「音楽窟」も含まれている。中國(guó)新聞網(wǎng)が報(bào)じた。
2012年6月、雲(yún)崗石窟の第11窟から第13窟までが封鎖されて、窟庇の建設(shè)、壁畫の保護(hù)、危険な巖の強(qiáng)化などが実施された。そして、今年6月に工事がすべて完了し、1ヶ月間の試験的な公開を経て、今回一般公開されることになった。
雲(yún)崗石窟第13窟の腳を組んだ彌勒像(寫真提供?雲(yún)崗研究院)。
雲(yún)崗石窟第11窟から第13窟は、西暦471年から494年の間に造営された。第11窟の東壁上部には、雲(yún)崗石窟では最も初期に作られ、文字?jǐn)?shù)(336字)が最も多い「太和7年(483年)造像題記」が保存されている。そこには、邑師法宗や普明らが仏像を作った目的や願(yuàn)い、時(shí)代背景、実際の環(huán)境などが記されており、史料的価値が極めて高い。
また雲(yún)崗石窟の中でも有名な「音楽窟」と呼ばれる第12窟に刻まれている楽器47種類には、中國(guó)の伝統(tǒng)楽器である箏、パンパイプ、橫笛、琴などのほか、亀玆(クチャ)の五弦琴、ペルシャの竪箜篌、天竺(インド)のほら貝の笛などもあり、當(dāng)時(shí)の社會(huì)の各民族の音楽と踴りが大集合している。
雲(yún)崗石窟第12窟の「音楽窟」內(nèi)部の仏像(寫真提供?雲(yún)崗研究院)。
2020年9月、3Dプリント技術(shù)を使って再現(xiàn)された雲(yún)崗石窟第12窟が浙江大學(xué)蕓術(shù)?考古博物館で初公開された。そして、同年12月末には、上海で公開された。
雲(yún)崗石窟は、山西省大同市の西16キロにある武周山の麓にあり、北魏(和平)の時(shí)代に造営された。主な洞窟が45個(gè)あり、仏像を安置する廚子が計(jì)1100個(gè)以上、大小の仏像が5萬(wàn)9000體以上あり、中國(guó)で最大規(guī)模の石窟群の一つだ。2001年には、ユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録された。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2021年7月13日