有人宇宙船「神舟12號」で宇宙に「出張中」の宇宙飛行士の聶海勝さんと劉伯明さん、湯洪波さんが24日、中國のネット上で再び大きな話題を集めている。中央テレビニュースが報じた。
中央テレビニュースの記者が宇宙にいる飛行士3人にインタビューを行い、宇宙ステーションのコアモジュールで、3人が作業(yè)の合間に、音楽を聴いたり、楽器を演奏したり、卓球をしたりと、楽しく過ごしている様子が紹介された。
劉伯明さん「ミステリアスで広大な宇宙に驚嘆」
劉さんは、「なにより忘れ難いのは、宇宙船の扉を開けて船外に出た時のこと。美しい地球が足下に広がり、遠くに目をやると、左手上には月が見え、右からは太陽の光が差し込んできた。神秘に満ちたどこまでも広大な宇宙に驚嘆した。2回の船外活動で、僕が心の底から感じたのは宇宙は果てしなく広大だが,中國の多くの人々の努力が実を結び、宇宙にやって來ることができたのだという思いだった」と語った。
湯洪波さん「おもしろい夢を見た」
宇宙船から2回の船外活動を行っていた期間中に、湯さんは、「地球に戻って家族と寫真を撮る夢を見た。これまでなら一列か二列に橫並びになって撮影していたが、今度はちょっと違ったことをやってやろうと考えた僕は空中に飛び上がって家族と寫真を撮ろうとした。だけど、そうだ、もう地球に戻ったんだから、空中に浮きあがる特殊な技はもう使えなくなったんだったと思い直すという夢だった」と話した。
地球に戻る準備をする「出張」3人組
宇宙への「出張」は間もなく終了するため、「出張3人組」も地球に戻る準備をしている。
聶さんは、「まず、將來宇宙に來る宇宙飛行士のために、宇宙服を乾かし、片付けておく。そして引き続き、科學試験と実験プロジェクトをやり遂げる。また、運動を増やして、骨や心肺機能を強化し、著陸の準備をしなければならない」と話した。
様々な娯楽を楽しむことができるほか、週末になると、「出張3人組」は、家族に電話もするのだという。湯さんは、「家族と電話をすると、はるか遠くに離れているのに間近にいるように感じる。心の距離も縮まるだけでなく、宇宙飛行中での孤獨感がかなり解消される」と話した。
中國卓球協(xié)會の劉國梁主席「宇宙で卓球する3人と対戦したい」
宇宙ステーションのコアモジュールで、宇宙飛行士3人は、作業(yè)の合間に卓球もすることを知った中國卓球協(xié)會の劉國梁主席は、「無事任務を完了して安全に帰還できることを願っている。皆さんと卓球で対戦するのを楽しみにしている」とメッセージを寄せた。
また中國の卓球代表選手たちも東京五輪で國のために栄光を勝ち取るだけでなく、中國の宇宙事業(yè)にも注目していた。東京五輪?卓球女子団體で金メダルを獲得した孫穎莎選手は、「宇宙事業(yè)の英雄に學び、3人のように國のために栄光を勝ち取り、民族のために一生懸命頑張りたい」とコメントを寄せている。(編集KN)
「人民網日本語版」2021年8月26日