甘粛省の酒泉鋼鉄集団宏興股份不銹鋼分公司(以下、「酒鋼宏興」)は20日の取材に対して、溶解時(shí)の純度に対する要求が最も高いスチールの一つであるスマホのロゴ用ステンレススチールの研究開発に成功したことを明らかにした。これにより、同社のステンレススチールの高付加価値商品の種類が増えただけでなく、同分野における海外メーカーの獨(dú)占狀態(tài)が打破されることになるという??萍既?qǐng)?bào)が伝えた。
注目されやすい重要なデザイン要素であるスマホロゴの個(gè)性的なデザインは、往々にしてその品質(zhì)を反映することになる。スマホのロゴ用ステンレススチールは、小ロット生産のスチールの一つで、1トン當(dāng)たりの利益は、普通のステンレススチールより遙かに高い。ただ、その質(zhì)に対する要求は非常に高く、生産の難易度も高いため、中國(guó)國(guó)內(nèi)の人気のスマホのロゴは一般的に輸入ステンレススチールが採(cǎi)用されていた。
「酒鋼宏興」の技術(shù)品質(zhì)部のエンジニア?陳興潤(rùn)氏は、「スマホのロゴ用スチールは、溶解時(shí)の純度が高くなければならないほか、不純物を可塑化しなければならない。製錬技術(shù)的には、その2つは相反しており、二兎を追うものは一兎をも得ずといわれるように、その2つを?qū)g現(xiàn)することは技術(shù)的に至難の業(yè)となる」と説明する。
表面の品質(zhì)を高くし、力學(xué)的性能も高くするために、「酒鋼宏興」の研究開発者は、海外の著名なスマホメーカーのロゴサンプルに対し踏み込んだ分析を行い、大量の國(guó)際學(xué)術(shù)誌の資料をチェックしたうえで、実験室に研究方法を提案した。
今年上半期、プロジェクトチームは、難関攻略に向けて集中的な取り組みを?qū)g施し、熱力學(xué)理論による分析やスラグとスチールのバランス実験を何度も行い、スマホのロゴ用ステンレススチール製錬においてキーポイントとなる難題を解決した。新しい製錬技術(shù)を開発し、ケイ酸塩や球狀酸化物の不純物の水準(zhǔn)が、輸入のステンレススチール材料と同じ水準(zhǔn)となった。今年9月の時(shí)點(diǎn)で、同社が研究開発したスマホのロゴ用ステンレススチールは600トン以上出荷され、一級(jí)品率は100%、その質(zhì)は高く評(píng)価されているという。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語版」2021年10月26日