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國內(nèi)総生産(GDP)成長率5.5%前後——今年の政府活動報告の中で、経済の成長目標が明らかになると、中國內(nèi)外で大きな注目を集めた。
なぜ5.5%前後に設(shè)定したのか?
今もなお世界では新型コロナウイルス感染癥が流行っており、コモディティ価格は高い水準で推移し、外部環(huán)境はより一層複雑で厳しく不確実になり、國內(nèi)経済の発展は需要の縮小、供給への打撃、予想の弱まりという三重の圧力に直面している。
複雑な情勢の中、「中國の5.5%前後の経済成長率目標は高すぎで、中國経済の見通しは楽観できない」との見方を示す海外メディアがある。
今年の成長目標をどう見るか?
政府活動報告はこの目標を設(shè)定したことについて、「主に雇用の安定と民生の保証、リスク対策の必要性を考慮しており、そしてここ2年の平均経済成長率および『第14次五カ年計畫』目標の要求ともリンクしている。これは高い基數(shù)の上での中高速成長であり、主體的な取り組みを體現(xiàn)している」と述べた。
國務(wù)院研究室の向東副室長は、「今年の経済成長率目標を5.5%前後に設(shè)定したことは、科學的で合理的ものだ?,F(xiàn)段階での中國の潛在的成長レベルに合致しており、予想の誘導(dǎo)、信頼感の向上、発展をめぐる共通認識の共有にプラスになる」との見方を示した。
2020年の政府活動報告は、感染癥の打撃などの要因を考慮して、経済成長の具體的な目標を打ち出さず、その年の実質(zhì)成長率は2.3%だった。21年は6%以上の目標を打ち出し、最終的に8.1%の成長を達成した。2年間の平均成長率は5.1%となる。
中國人民政治協(xié)商會議全國委員會経済委員會の楊偉民副主任(委員)は、「今年は高い基數(shù)の上で成長目標を適切に調(diào)整しており実際の狀況に合致している。成長目標の設(shè)定では直近の1年間だけを見るのではなく、前の年の基數(shù)と今後の持続可能な発展も考慮しなければならず、年度によって高くなったり低くなったりするという事態(tài)はできるだけ避ける必要がある」と述べた。
北京大學國家発展研究院の姚洋院長の試算によると、「中國経済の潛在的成長率はなお5.5%から6%の間で、2年間の平均成長率は主に感染癥のため5.5%に達しなかった。今年の目標設(shè)定は潛在的成長レベルにより近づいている」という。
21年の中國経済の規(guī)模は114兆元(1元は約18.3円)を超えており、この基礎(chǔ)の上で5.5%の成長率を?qū)g現(xiàn)すれば、成長率に対応する1年間のGDP増加分はエコノミー別ランキングで世界20位になる。
米紙「ニューヨーク?タイムズ」は報道の中で、「中國の5.5%前後の経済成長率目標はこれまでに比べれば低い設(shè)定だが、それでもまだ大半の國よりも高く、世界的な不確実性の中で信頼感を向上できる數(shù)字だ」との見方を示した。(編集KS)
「人民網(wǎng)日本語版」2022年3月9日