中國政府が2017年4月1日に、設(shè)置を決定した河北雄安新區(qū)は、深セン経済特區(qū)や上海浦東新區(qū)に続く全國的に意義がある新區(qū)だ。それから5年が経過し、雄安新區(qū)は、トップレベルデザイン計畫から、大規(guī)模に勢いよく建設(shè)が進(jìn)む段階へと突入している。同新區(qū)では數(shù)多くのプロジェクトが今年2月に一斉に著工した。計畫では、総投資額が7000億元(1元は約19.3円)以上のプロジェクト200件以上が今年中に、同新區(qū)で著工することになっている。
実際には、設(shè)置が正式に発表されてからの約2年間、雄安新區(qū)では、基礎(chǔ)的なプロジェクトや運(yùn)営を保障する仮設(shè)施設(shè)の建設(shè)以外には、建設(shè)作業(yè)は全く行われず、中國國內(nèi)外の専門家1千人以上、國內(nèi)外のチーム200チーム以上、専門の技術(shù)者2500人以上が、都市全體の計畫策定を進(jìn)めていた。そのような、「縁の下の力持ち」のおかげで、「千年の大計」と位置づけられているスケールの大きな同プロジェクトの青寫真が少しずつ描き出されてきたのだ。
習(xí)近平総書記は、「雄安新區(qū)は、子孫や後世に殘す歴史遺産となるため、『世界的視野、國際基準(zhǔn)、中國の特色、ハイレベルの位置付け』という理念を堅持し、新発展理念を貫くイノベーションと発展のモデルエリアを構(gòu)築するよう取り組まなければならない」と強(qiáng)調(diào)している。
雄安は、「モデル」となる都市だ。雄安新區(qū)の都市景観には厳格な規(guī)定が制定されており、突飛なデザインの建物や超高層ビル、カーテンウォールなどは禁止されている。長期的には、人口200‐250萬人を想定し、ハイクオリティな教育と醫(yī)療資源が配置される計畫だ。
雄安は、自然環(huán)境の優(yōu)れた都市でもある。過去5年、雄安新區(qū)の造林面積は累計で約3萬267ヘクタールに達(dá)し、経済林の木や果樹、景観重要樹木など、2300萬本が植樹され、森林カバー率は當(dāng)初の11%から32%まで上昇した。都市に住む人々があこがれる田園都市の風(fēng)景や生活が雄安新區(qū)で現(xiàn)実のものとなるのだ。
雄安は「スマート都市」でもある。同新區(qū)には今後、中國初の都市スマートインフラプラットフォームが整備される計畫だ。都市のコンピューターセンターが「ブレイン」となり、モノのインターネット(IoT)プラットフォームや映像統(tǒng)一ネットワークプラットフォームが、都市內(nèi)のIoT設(shè)備や監(jiān)視カメラを全て統(tǒng)一して管理し、CIMプラットフォームが、現(xiàn)実の環(huán)境と、コンピュータによって人工的に作り出された現(xiàn)実感を組み合わせる複合現(xiàn)実(MR)を?qū)g現(xiàn)する計畫で、新區(qū)に建設(shè)される全てのビルのデジタル版が、デジタル雄安プラットフォームで生成される。そして、新區(qū)內(nèi)の街路燈のライトが交換された場合、それがリアルタイムで表示される。同新區(qū)は今後、「デジタルMR都市」の新たな段階へと突入していくのだ。
雄安新區(qū)はここ5年、高い基準(zhǔn)と高い質(zhì)での建設(shè)を推し進(jìn)め、新たな進(jìn)展を遂げ続け、新たなイメージを次々と形作っている。人々はここから「未來の中國」を目にすることができるだろう。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語版」2022年4月2日