中國國務(wù)院が今月18日に開いた第1四半期(1－3月)の國民経済の運(yùn)営狀況を説明する記者會(huì)見で、中國國家統(tǒng)計(jì)局の報(bào)道官を務(wù)める國民経済総合統(tǒng)計(jì)司の付凌暉司長は、「今年に入り、國際情勢はより複雑化し、中國國內(nèi)でも新型コロナウイルス感染拡大が頻発し、多くの地域で、広範(fàn)囲に拡大している。そのため経済運(yùn)営にとっては強(qiáng)い逆風(fēng)となっている」との見方を示した。

ただ、複雑な情勢に直面しながらも、中國の國民経済は引き続き回復(fù)しており、1－3月期のスタートは全體的に安定していた。そのことは以下の幾つかの面に現(xiàn)れている。

第一に、主要マクロ指標(biāo)が合理的な範(fàn)囲內(nèi)にとどまっていた。成長を見ると、経済は引き続き拡大傾向にあり、1－3月期國內(nèi)総生産（GDP）は前年同期比4.8％増と、上昇ペースが2021年の通年を0.8ポイント上回り、2021年の第4四半期(10－12月)と比べると1.3％増だった。雇用を見ると、新型コロナウイルス感染癥の打撃を受けて、3月の全國都市部調(diào)査失業(yè)率はやや上昇したものの、全體的に見ると、安定した動(dòng)向に変化はない。1－3月期、全國都市部調(diào)査失業(yè)率は平均5.5％で、前年同期とほぼ橫ばいだった。物価を見ると、全體的には市場で商品やサービスが十分に供給され、消費(fèi)者物価指數(shù)（CPI）は穏やかに上昇した。1－3月期、CPIは前年同期比1.1％増だった。國際収支を見ると、物品貿(mào)易は黒字が拡大し、サービス貿(mào)易は赤字が縮小。外貨準(zhǔn)備高は約3兆2000億ドル(1ドルは約126.6円)をキープし、國際収支狀況は安定をキープした。

第二に、工業(yè)?農(nóng)業(yè)の生産が全體的に安定していた。農(nóng)業(yè)の情勢は安定をキープし、1－3月期、農(nóng)林牧漁業(yè)の付加価値額は同6.1％増、豚?牛?羊?家禽肉の生産量は同8.8％増となり、工業(yè)生産も急速に成長した。1－3月期、一定規(guī)模以上の工業(yè)企業(yè)（年売上高2000萬元＜1元は約19.9円＞以上の企業(yè)）の付加価値額は同6.5％増だった。うち、設(shè)備製造業(yè)は同8.1％増だった。

第三に、イノベーションの発展傾向が続き、新産業(yè)の成長が続いている。1－3月期、ハイテク製造業(yè)の付加価値額は同14.2％増、情報(bào)伝送、ソフトウェア、情報(bào)技術(shù)サービス業(yè)の付加価値額は同10.8％増と、急増ペースをキープした。新モデル、新業(yè)態(tài)も継続して発展しており、1－3月期、実物商品のオンライン売上高は同8.8％増と、高い基數(shù)を基礎(chǔ)にして、引き続き成長を続け、社會(huì)消費(fèi)財(cái)小売総額に占める割合は23.2％に達(dá)した。

第四に、経済構(gòu)造の調(diào)整、最適化が進(jìn)んでいる。製造業(yè)が占める割合が引き続き高まり、1－3月期、製造業(yè)の付加価値額は同6.1％増だった。GDPに占める割合は28.9％で、同1.3ポイント上昇、消費(fèi)を主導(dǎo)する役割がより際立つようになっている。1－3月期、最終消費(fèi)支出の成長の経済成長に対する寄與率は69.4％と、同18.7ポイント上昇し、資本形成の総額の寄與率を上回った。都市部と農(nóng)村部の住民の収入格差も縮まっている。1－3月期、都市部と農(nóng)村部の住民の1人當(dāng)たり可処分所得の差は2.39で、同0.04縮小した。

第五に、グリーンへのモデル転換が安定して推進(jìn)されている。グリーン?低炭素商品が急速に成長している。1－3月期、新エネルギー自動(dòng)車、太陽電池の生産量がそれぞれ同140.8％増と24.3％増だった。クリーンエネルギー消費(fèi)の割合も上昇し続けている。1－3月期、天然ガスや水力発電、原子力発電、風(fēng)力発電、太陽光発電といったクリーンエネルギーの消費(fèi)が占める割合が同0.8ポイント上昇した。一方、単位GDPエネルギー消費(fèi)量は減少し続けている。1－3月期、GDP1萬元當(dāng)たりのエネルギー消費(fèi)量は同2.3％減だった。

第六に、民生改善が引き続き強(qiáng)化され、住民の収入が増加し続けている。1－3月期、全國の住民の1人當(dāng)たり可処分所得は同実質(zhì)5.1％増だった。うち、農(nóng)村部の住民は実質(zhì)同6.3％増、都市部の住民は実質(zhì)同4.2％増と、農(nóng)村部の住民の収入増加ペースが都市部の住民を上回った。

付司長は、「3月以降、世界の情勢が複雑化し、中國國內(nèi)の新型コロナウイルス感染癥の影響も続き、一部の要素は予想を超えていた。そして、一部の主要指標(biāo)の増加ペースは鈍化し、経済の押し下げ圧力が高まっている。しかし、中國の経済が良い方向へと向かう基本的な動(dòng)向は長期にわたって変わっておらず、経済が継続的に回復(fù)している動(dòng)向にも変化がない。発展のポテンシャルが大きく、十分な強(qiáng)靭性があり、発展の余地が大きいという特徴にも変化はない。そのため、中國には困難や課題を乗り越え、経済の健全な持続的発展を?qū)g現(xiàn)する能力が確実にあり、その條件が整っている」と強(qiáng)調(diào)した。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語版」2022年4月19日