このほど発表された國家シンクタンク研究報(bào)告書「中國プラスチック汚染対策の理念と実踐」は、中國は長年の取り組みにより比較的整ったプラスチック回収利用體制を構(gòu)築しており、プラスチック回収利用量が世界一になっているとした。工人日報(bào)が伝えた。

プラスチック汚染問題は現(xiàn)在、気候変動に次ぐ世界で2番目に大きな環(huán)境問題になろうとしている。プラスチック生産?消費(fèi)大國の中國のプラスチック廃棄物は年間6000萬トンにのぼる。

プラスチック汚染問題を受け、中國はプラスチック廃棄物の回収と利用を持続的に強(qiáng)化し、プラスチック循環(huán)型経済を積極的に発展させ、生産、消費(fèi)、流通、処理などの段階から全ライフサイクルの対策を推進(jìn)している。プラスチックの設(shè)計(jì)?生産、流通?消費(fèi)から廃棄後の回収処理に至る閉ループ循環(huán)型発展モデルの構(gòu)築を急ぎ、プラスチックの使用と生態(tài)環(huán)境保護(hù)の調(diào)和的発展の道を模索している。

中國物資再生協(xié)會の許軍祥會長は、「プラスチックの回収利用水準(zhǔn)の向上は、プラスチック汚染を解決する効果的な手段だ。ほとんどのプラスチックが再生可能だ。計(jì)算によると、1トンのプラスチック廃棄物を回収利用することでプラスチックの使用を3トン減らせる」と述べた。

中國の材料化利用量は同期の世界全體の45％を占めている。2021年の材料化回収量は約1900萬トン、材料化回収率は31％で、世界平均水準(zhǔn)の1.74倍だ。しかも100％の自國材料化回収利用を?qū)g現(xiàn)した。その一方で、同期の米國、EU、日本の材料化回収率はそれぞれ5.31％、17.18％、12.50％しかなかった。

プラスチック汚染問題の解決については、技術(shù)イノベーションと標(biāo)準(zhǔn)制定の加速が當(dāng)面の急務(wù)だ。プラスチック循環(huán)型経済の発展には社會の幅広い參加が必要で、中でも特に企業(yè)が全體を左右する大きな役割を擔(dān)う。

美団「青山計(jì)畫」プロジェクトディレクターである田瑾氏によると、同プロジェクトの最も中心的な內(nèi)容は、使い捨てのフードデリバリー包裝の問題を解決することだ。「我々は回収と再生が容易なフードデリバリー容器細(xì)則の制定に參加しており、関連認(rèn)証も推進(jìn)している。早ければ今年下半期に、市場でこの容器を売り出す」と田氏。

経済體制?管理研究所の銀溫泉所長は、「プラスチック廃棄物の回収利用、體制構(gòu)築から、重點(diǎn)エリア及び重點(diǎn)分野のプラスチックごみの整理?対策、使い捨て容器対策から使い捨て非分解性プラスチック製品対策に至るまで、中國はプラスチック汚染対策に取り組み続けている」と述べた。（編集YF）

「人民網(wǎng)日本語版」2022年5月10日