中國教育部(省)がこのほど発表した「義務(wù)教育カリキュラム案」は、「労働」を従來の総合実踐活動カリキュラムから完全に獨立させ、「義務(wù)教育労働カリキュラム基準(zhǔn)(2022年版)」を制定している。文書は、「2022年秋學(xué)期から、『労働課』が、正式に小中學(xué)校の獨立したカリキュラムになる」としている。人民網(wǎng)が各社の報道をまとめて報じた。
これまでの労働課の內(nèi)容というと、掃除や切り絵細(xì)工、運動場の掃除などだったが、時代が発展し、推移するにつれて、その內(nèi)容はどのように変化しているのだろうか?
「労働カリキュラム」とは?
義務(wù)教育の労働カリキュラムは、児童や生徒が日常生活における家事労働や生産労働、サービス関連労働に參加するよう、目的を持って、計畫的に企畫し、児童や生徒が手を動かして実踐し、汗水流して働き、訓(xùn)練を受け、意志を鍛えることで、正しい労働の価値観や優(yōu)れたスキルを身に著けるようサポートすることに重きが置かれている。そして、1週間に平均1コマ以上設(shè)置するよう求められている。
稲の収穫を體験する小學(xué)生たち(資料寫真、撮影?陳超)。
「労働カリキュラム」の內(nèi)容は?
労働カリキュラム內(nèi)容には10項目のタスクが設(shè)置され、各タスクは複數(shù)のプログラムにより構(gòu)成されている。
例えば、「家事労働」タスクは、清掃や整理整頓、料理と栄養(yǎng)學(xué)、家庭用器具の使用?メンテナンスの4項目のプログラムから構(gòu)成されている。
「生産労働」タスクは、農(nóng)業(yè)生産労働、伝統(tǒng)工蕓制作、工業(yè)生産労働、新技術(shù)體験と応用の4項目のプログラムから構(gòu)成されている。
「サービス関連労働」タスクは、現(xiàn)代サービス業(yè)労働、公益労働?ボランティアサービスの2項目のプログラムから構(gòu)成されている。
各學(xué)校は実際の狀況に合わせて、各學(xué)習(xí)段階で學(xué)ぶプログラムの數(shù)を決めることができる。
例えば、料理に関するプログラムを見てみると、以下のように設(shè)定されている。
第1學(xué)習(xí)段階(小學(xué)1‐2年生):家庭において野菜の下処理や洗い方といった簡単な炊事に參加
第2學(xué)習(xí)段階(小學(xué)3‐4年生):和え物料理の作り方や盛り付けのほか、マントウ(中國式蒸しパン)や包子(中華まんじゅう)の蒸し方、卵や水餃子の茹で方を?qū)W習(xí)
第3學(xué)習(xí)段階(小學(xué)5‐6年生):トマトと鶏卵の炒め物や目玉焼き、豚骨スープといった家庭料理2‐3種類の作り方のほか、獻(xiàn)立作りを?qū)W習(xí)
第4學(xué)習(xí)段階(中學(xué)1-3年生):1日3食の獻(xiàn)立作りのほか、晝食や夕食のおかず3-4種類の作り方を?qū)W習(xí)
校內(nèi)の中國料理コンテストの決勝で料理を作る河南省鄭州市の中學(xué)生(資料寫真)。
「義務(wù)教育労働カリキュラム基準(zhǔn)(2022年版)」は料理のほか、農(nóng)業(yè)労働や家庭用器具の使用?メンテナンス、伝統(tǒng)工蕓制作、工業(yè)生産労働、現(xiàn)代サービス業(yè)労働 、公益労働?ボランティアサービスといった分野の各學(xué)習(xí)段階の計畫を打ち出している。
2020年9月25日、甘粛省蘭州市紅山根小學(xué)校の農(nóng)園で収穫した野菜を手にする小學(xué)生(資料寫真、撮影?崔琳)。
この政策に、ネットユーザーからは、「スキルはいくらあっても無駄にならない」など、支持や賛同するコメントが寄せられている。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語版」2022年5月7日