深センのライブ配信拠點では、オシャレな服裝で、流暢に英語を話すパーソナリティーが、ショート動畫共有アプリ「抖音(TikTok)」を通して、海外のユーザーに、URLをクリックすると閲覧できる商品のPRをしている。中國日報が報じた。
(寫真提供?新華社)
中國國內(nèi)向けのライブコマース?パーソナリティーが「値段の安さ」で、ユーザーを呼び込んでいるのに対して、越境ライブコマース?パーソナリティーは、合理的な価格で販売することを前提に、流暢な英語で商品の購入や返品の仕方などを説明して、海外のユーザーを呼び込んでいる。
黃爾夏さん(38)は、深センのある會社の外國語パーソナリティーになる前、海外旅行のガイドをしていた。しかし、2020年5月に、旅行業(yè)界が新型コロナウイルスの大打撃を受けたのを機に、ガイドを辭めて、越境ECのパーソナリティーになった。
ライブコマースで服を紹介する黃爾夏さん。
パーソナリティーになったばかりの頃、黃さんは、自分は外國語が得意であるため、ライブ配信はお茶の子さいさいと思っていたという。しかし、実際にカメラの前に立って商品を紹介してみて、この仕事は決して簡単にできるものではないことに気付いた?!负M庀颏堡违楗ぅ峙湫扭戎袊鴩鴥?nèi)向けのライブ配信は、視聴者の數(shù)が違う。特に、配信が始まったばかりの時、視聴者がほとんどいないということもあり、それでも熱意をもって、理路整然と紹介をしなければならない。でも、すぐにこの仕事に慣れた。実際には、ガイドとして海外からの観光客に案內(nèi)していた時と同じで、唯一の違いは、行く場所がオンラインプラットフォームに変わっただけのこと」と黃さん。
米國コロンビア大學(xué)で修士號を取得した張舟さん(36)は以前、ニューヨークで起業(yè)していたものの、新型コロナウイルスの影響で、帰國して就職。昨年12月から正式に深センで英語を話すライブコマースのパーソナリティーとなった。そんな彼女は、「ライブコマースはとてもおもしろい。今後は、越境ライブ配信や起業(yè)のことを?qū)Wぶために、博士課程に進む可能性もある」と話す。
ターゲットが海外のユーザーであるため、張さんは、「ライブ配信に寄せられるコメントの中には、人種差別的な內(nèi)容があることも時々ある」と率直に話しながらも、「でも、どの服も、誠意を込めてPRしている。そうすると、達成感も大きいし、ほっこりした気持ちにさせられることもよくある」と話す。
「ある時、英國のお客さんに送る服を間違えてしまった。間違えたのは5-6著。私たちにとっては大きなミスだ。その時、すぐにお詫びのメールを送ったほか、プレゼントとして真珠のネックレスを選んで送った。すると、思いがけないことに、お客さんは返信のメールをくれただけでなく、結(jié)婚式にも招待してくれた。その時はとてもほっこりした気持ちになった」という。
求人サイト?智聯(lián)招聘の統(tǒng)計によると、2021年第3四半期(7-9月)のライブ配信業(yè)界の求人數(shù)は前年同期11.72%増だったのに対して、ライブ配信の求職者數(shù)は前年同期比46.69%増に達した。
ライブ配信する中國の大人気インフルエンサー?李佳琦さん(寫真提供?中國日報)。
同時に越境ECライブ配信業(yè)界も急速に発展している。
中國商務(wù)部や國家インターネット情報弁公室、國家発展改革委員會が2021年10月に発表した「第14次五カ年計畫(2021‐25年)期間のEC発展計畫」は、越境ECや海外倉庫を重點事業(yè)の一つに挙げている。
調(diào)査會社の艾媒諮詢(iiMedia Research)は、2022年は、中國の「越境ライブコマース飛躍の年」となり、市場規(guī)模が前年比210%増の1千億元(1元は約18.8円)を超えると予想している。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語版」2022年5月30日