1億8000萬年前の、カゲロウによる結(jié)婚飛行の復(fù)元図(作成は中國科學(xué)院南京地質(zhì)古生物研究所)
カゲロウという古く小さな昆蟲のことを知っている人も多いだろう。中國科學(xué)院南京地質(zhì)古生物研究所と広西地質(zhì)調(diào)査院の研究者はこのほど、1億8000萬年前のカゲロウの化石の地層を発見した。太古の時(shí)代にカゲロウによる「空中結(jié)婚式」という貴重なシーンを記録した。関連成果はすでに國際的な學(xué)術(shù)誌「Geology」「Historical Biology」に掲載された。
南京地質(zhì)古生物研究所の王博研究員によると、今回発見したカゲロウの化石は広西壯(チワン)族自治區(qū)賀州市に位置し、カゲロウの數(shù)は381匹にも達(dá)する。
今回発見されたカゲロウの化石(畫像提供は中國科學(xué)院南京地質(zhì)古生物研究所)
王氏は、「カゲロウは朝生まれて夜に死ぬとよく言われ、壽命が極めて短いと考えられているが、成蟲になる前に水中で一定期間を送る。カゲロウの壽命の大半は水中の部分で、羽化した成蟲は數(shù)時(shí)間から數(shù)日しか生きられない」と述べた。
カゲロウは短い成蟲の段階に繁殖を終えなければならない。オスは空中で密集したグループを作り、メスはその中に入り交配するオスを探し、さらに産卵に適した場所を探す。生物學(xué)的には、カゲロウの成蟲によるこの大規(guī)模な集団「空中結(jié)婚」は「結(jié)婚飛行」と呼ばれる。
カゲロウの化石のクローズアップ図(畫像提供は中國科學(xué)院南京地質(zhì)古生物研究所)
結(jié)婚飛行は昆蟲の基本行為であり、多くの昆蟲にこの習(xí)性がある。今回の発見により、この複雑な結(jié)婚飛行が1億8000萬年前にすでに存在していたことが分かった。これは現(xiàn)在まで見つかっているうち最も古い昆蟲による結(jié)婚飛行だ。(編集YF)
「人民網(wǎng)日本語版」2022年6月10日