今年の7月、中國(guó)の多くの地域が熱波に見舞われた。では、省都級(jí)都市のうち最も暑かったのはどこだったのだろうか?熱波に見舞われた期間が最も長(zhǎng)かった都市はどこだったのだろうか?そして8月はさらに強(qiáng)烈な熱波に見舞われることになるのだろうか?7月の高溫ビッグデータがこうした疑問(wèn)に答えてくれるだろう。中國(guó)天気網(wǎng)が報(bào)じた。
7月の猛暑日チャンピオンは杭州
モニタリングによると、今年7月、中國(guó)のほとんどの地域で気溫が例年より高くなり、平均気溫は23.15度だった。これは2017年7月に次いで、観測(cè)史上2番目に高い平均気溫だった。なかでも、最も暑かったのは浙江省や四川省、雲(yún)南省、貴州省で、浙江省と四川省に至っては観測(cè)史上最も暑い1ヶ月となった。浙江省や江西省、福建省、新疆維吾爾(ウイグル)自治區(qū)などの多くの地域の最高気溫も観測(cè)史上最高を記録した。
省都級(jí)都市のうち、7月に猛暑日が最も多かったのは浙江省杭州市で26日だった。2番目に多かったのは福建省福州市で25日、しかも、25日連続で猛暑日となったため、ほぼ1ヶ月間熱波に見舞われ続けたことになる。上海市(徐家匯観測(cè)所)と重慶市(沙坪壩観測(cè)所)の猛暑日も20日以上に達(dá)した。
うち、上海市の徐家匯観測(cè)所の猛暑日は例年比で2倍となり、7月13日には最高気溫40.9度を記録し、観測(cè)が始まった1873年以來(lái)の最高値に並んだ。重慶市の沙坪壩観測(cè)所では、40度を超えた日が、省都級(jí)都市の中で最も多い5日間あり、激しい暑さに見舞われたことが見てとれる。
暑さは日中だけでなく、夜も続いた。7月の最低気溫が最も高かった省都級(jí)6都市はいずれも30度以上となり、晝夜問(wèn)わず厳しい暑さに見舞われた。最も暑かったのはやはり重慶市で、7月13日から15日にかけては3日連続で、現(xiàn)地の夜間の最高気溫記録を塗り替え、15日未明の最低気溫が33.5度に達(dá)した。まさに、「熱帯夜キング」という名に相応しいと言えるだろう。
8月には入ってからも強(qiáng)い勢(shì)力の亜熱帯高気圧に覆われているため、中國(guó)では厳しい暑さが今後も続くことになりそうだ。また、亜熱帯高気圧が北上するのを受け、「高溫の目」も江南や華南からゆっくりと長(zhǎng)江中?下流、華北一帯へと北上することになりそうだ。また、厳しい暑さが北方エリアに広がると同時(shí)に、濕度も高くなり、華北や黃淮といった地域では蒸し暑い「サウナ」のような天気になると予想されている。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2022年8月3日