デジタル人民元のアプリケーションにこのほど、重要なアップデータが行なわれ、「専屬アバター」と「個人紅包(ラッキーマネー)」の機能が加わった。微信(WeChat)や支付寶(アリペイ)のラッキーマネーと異なり、デジタル人民元のラッキーマネーは微信、QQ、支付寶など複數(shù)のプラットフォームを介した送金や受け取りが可能だ。
デジタル人民元アプリを開くと、「サービス」のページに「現(xiàn)金ラッキーマネー」の項目が新たに加わった。従來の「消費ラッキーマネー」は政府や企業(yè)などの機関から送金され、指定の利用條件があり、銀行口座に入金することはできなかったが、「現(xiàn)金ラッキーマネー」はデジタルウォレットの殘高に直接入金できるデジタル人民元建てのラッキーマネーであり、受け取った後の利用制限はなく、決済に使用しても口座に入金してもいい。
デジタル人民元の現(xiàn)金ラッキーマネーのインターフェースを見ると、ラッキーマネーは「グループラッキーマネー」と「専屬ラッキーマネー」の2種類に分かれる?!笇煂佟工现付à筏繑y帯電話の連絡(luò)先の人に送金する?!弗哎氅`プ」は微信、QQ、支付寶などのSNSを通じて送金し、「拼手気(金額がアトランダムに割り當(dāng)てられる運試し型ラッキーマネー)」、「拼手速(受け取る側(cè)の操作スピードによって金額が変わるラッキーマネー)」、「等額ラッキーマネー(普通のラッキーマネー)」の3種類がある。このうち「拼手速」は、受け取る側(cè)の反応が速ければ速いほど受け取る金額が大きくなる。送金側(cè)はラッキーマネーに添えるメッセージを選ぶことができ、現(xiàn)在はアプリにある「祖國を祝福」、「お誕生日おめでとう」や、「財源広進」、「恭喜発財」、「年年有余」(以上3つは縁起の良いあいさつの言葉)など複數(shù)の選択肢をユーザーが選べるという。
業(yè)界の専門家は、「デジタル人民元のラッキーマネーが複數(shù)のプラットフォームで受け取れるようになったことは、デジタル人民元がこれまでずっと提唱してきたエコシステム相互接続の理念を體現(xiàn)するものだ」との見方を示した。
試行都市の範(fàn)囲が拡大
今月16日、デジタル人民元の試行範(fàn)囲がさらに拡大された。これまでの數(shù)回の範(fàn)囲拡大を経て、今では試行エリアが全國の省レベル行政エリア17ヶ所の26地區(qū)に広がった。具體的には、北京市、天津市、河北省、大連市、上海市、江蘇省、浙江?。ê贾?、寧波、溫州、湖州、紹興、金華の各市)、福建?。ǜV荨B門の2市)、山東省(済南、青島の2市)、長沙市、広東省、広西壯(チワン)族自治區(qū)(南寧、防城港の2市)、海南省、重慶市、四川省、雲(yún)南省(昆明、西雙版納の2市)、西安市の26地區(qū)だ。
業(yè)界関係者の間では、「試行範(fàn)囲が拡大を続けるにつれ、消費を喚起し、実體に寄與するというデジタル人民元の持つ価値が各地政府に幅広く認(rèn)められるようになった。豊富な消費シーンを擁するネット小売りプラットフォームは人々がデジタル人民元を利用する時の主な入り口になりつつあり、今後はデジタル人民元の普及推進をサポートし、実體経済に寄與する上でより積極的な役割を果たすだろう」との見方が広がる。(編集KS)
「人民網(wǎng)日本語版」2022年12月26日