求人サイトの智聯(lián)招聘がこのほど発表した「中國(guó)企業(yè)求人の賃金報(bào)告」によると、2022年第4四半期(10-12月)、モニタリング対象とする全國(guó)の中核都市38都市のうち、北京、上海、深セン、広州、杭州の求人の賃金水準(zhǔn)が引き続き上位を占めた。中新経緯が伝えた。
北京の求人の賃金(月収ベース、以下同じ)は1萬(wàn)3930元(1元は約19.2円)で全國(guó)トップ、上海は1萬(wàn)3832元で2位となり、深センは1萬(wàn)3086元で3位、杭州は1萬(wàn)1963元で4位、広州は1萬(wàn)1710元で5位だった。これら5都市はいずれもトップ5をキープした。また、長(zhǎng)江ベルト地域の蘇州、南京、寧波、無(wú)錫、合肥、珠江デルタ地域の珠海、東莞、仏山、さらに廈門(アモイ)、武漢、成都、重慶、長(zhǎng)沙などの都市の賃金が高かった。東北地域の都市の賃金は全體として低めで、たとえば哈爾浜(ハルビン)は7408元、瀋陽(yáng)は7614元、長(zhǎng)春は7645元と、求人の賃金の競(jìng)爭(zhēng)力は低かった。
同報(bào)告書の分析によると、20-22年には、38都市における求人賃金の四半期ごとの前年同期比上昇率は平均6.6%となった。都市別では蘇州がトップに立ち、過(guò)去約3年間の平均上昇率は9.2%だった。2位は上海の9.1%、3位は南京の8.6%、4-7位には無(wú)錫(8%)、合肥(7.5%)、寧波(7.4%)、杭州(7.1%)が並び、以上の7都市は38都市の平均を上回った。
この3年間、長(zhǎng)江デルタ地域の経済は高い活力を示し、求人の賃金水準(zhǔn)は上昇を続けた。また深セン、広州、東莞などの珠江デルタ地域の都市および西安、長(zhǎng)沙、成都、北京の求人の賃金上昇率も38都市の平均を上回った。
業(yè)界別に見(jiàn)ると、22年第4四半期においても、金融、情報(bào)技術(shù)(IT)?インターネットの求人の賃金が引き続き高かった。
金融業(yè)は以前から賃金の高い業(yè)界で、具體的な分野ではファンド?証券?先物取引?投資がトップに立ち、求人の平均賃金は1萬(wàn)3583元だった。銀行は1萬(wàn)2010元、保険は1萬(wàn)1523元で、求人の賃金水準(zhǔn)が相対的に高かった。ハイテク業(yè)界は知識(shí)と技術(shù)が集約し、研究開(kāi)発者の占める割合が高いことから、業(yè)界全體で賃金が高く、待遇がよい。具體的な分野を見(jiàn)ると、電子技術(shù)?半導(dǎo)體?集積回路(1萬(wàn)2276元)、ITサービス(1萬(wàn)2042元)、コンピューターソフトウェア(1萬(wàn)1940元)、コンピューターハードウェア(1萬(wàn)1392元)、通信?電信?ネットワーク設(shè)備(1萬(wàn)1339元)などの求人賃金が高く、航空?宇宙研究製造、醫(yī)薬品?バイオテクノロジー、機(jī)器?計(jì)器、インダストリアルオートメーションなども求人の賃金水準(zhǔn)が高かった。
その一方で、ホテル?外食、旅行などの業(yè)界は賃金水準(zhǔn)が相対的に低く、求人の賃金は7562元と8028元で、賃金面の待遇がいいとは言えない。不動(dòng)産管理?商業(yè)センターの求人の賃金も7178元で、競(jìng)爭(zhēng)力は低いものとなっている。(編集KS)
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2023年1月4日