米國(guó)防総省の機(jī)密文書流出事件が再燃している。米國(guó)家安全保障會(huì)議（NSC）のジョン?カービー戦略広報(bào)調(diào)整官は現(xiàn)地時(shí)間10日、米國(guó)の國(guó)防機(jī)密文書が複數(shù)流出した事件について、現(xiàn)在調(diào)査を進(jìn)めており、すでにバイデン大統(tǒng)領(lǐng)にブリーフィングを行ったことを明らかにした。米國(guó)防総省はすでにこの事件を刑事捜査のため司法省に付託した。流出した情報(bào)が同盟國(guó)に対する傍受監(jiān)視などのスキャンダルにまで及ぶため、米國(guó)は「外交的危機(jī)」に陥っている。盜聴スキャンダルを再三暴露されてきたにも関わらず、いまだに同盟國(guó)に対する盜聴を続けていることで、米國(guó)は「ハッカー帝國(guó)」としての変わらぬ本性を存分に露呈した。(文：聶舒翼。「海外網(wǎng)」掲載）

今回流出した文書によると、米國(guó)はウクライナのゼレンスキー大統(tǒng)領(lǐng)をあらゆる面から監(jiān)視していた。しかし、ゼレンスキー大統(tǒng)領(lǐng)は米國(guó)による「全世界に対する傍受監(jiān)視」の最新の被害者の一人にすぎない。ここ何年か、米國(guó)は同盟國(guó)やパートナー國(guó)の首脳に対して傍受監(jiān)視を行っていたことを繰り返し暴露されてきた。被害者のリストにはフランスのマクロン大統(tǒng)領(lǐng)、ドイツのシュタインマイヤー大統(tǒng)領(lǐng)、ドイツのメルケル前首相、ブラジルのルセフ元大統(tǒng)領(lǐng)など各國(guó)の政府要人が含まれる。米國(guó)は政府要人以外に、世界中の政界や実業(yè)界にも傍受監(jiān)視と機(jī)密竊取の手を伸ばしていた。2020年2月、米國(guó)?ドイツ?スイスのメディアは共同調(diào)査によって、1970年代以降、米情報(bào)機(jī)関がスイスに本社を置く暗號(hào)化裝置メーカー?クリプト社を操り、外國(guó)の政府や企業(yè)に暗號(hào)化裝置を販売しながら、同社の暗號(hào)を解読する技術(shù)によって120ヶ國(guó)以上の機(jī)密情報(bào)を竊取し続けていたことが発覚した。

米國(guó)の政治ニュースサイト「Politico」は今回の機(jī)密流出事件について、「『外交的危機(jī)』を引き起こしており、すでに『ファイブ?アイズ』の他の構(gòu)成國(guó)が米政府に説明を求めているだけでなく、ブリュッセル、ベルリン、ドバイなどの高官も、これらの文書が最終的にネットに流出した経緯、流出事件の責(zé)任者、こうした情報(bào)のSNS上からの削除を確保するための米國(guó)の措置などについて、次々と米政府に質(zhì)問している」と論じた。

傍受監(jiān)視スキャンダルを何度も暴露されながら、それでも米國(guó)は何事もなかったかのようにしらを切り続けられるのだろうか？米國(guó)は一貫して自國(guó)の人権、法の支配、ルールを自畫自賛しているが、米國(guó)が盜聴の対象を全世界まで拡大し、同盟國(guó)でさえも例外にしていないとは、まさにこの上なく皮肉な狀況だと言えるだろう。（編集NA）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2023年4月12日