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今年の春は、竹筒の容器に入ったミルクティーが中國で大人気だ。
ミルクティーや飲料を竹筒の中に入れ、ホイップクリームをたっぷりのせ、砕いたクッキーをトッピングすると、竹筒入りミルクティー飲料が出來上がる。これを手に持って景勝地で撮った寫真が、各大手SNSに次々とアップされている。SNSメディアの世界で縦橫に遊ぶ消費(fèi)者にとって、重要なのはミルクティーの味ではなく、ミルクティーがきれいに寫真に収まる風(fēng)景がどこにあるかということだ。
この大人気商品は、取扱店舗にかなりの収入をもたらしている。1日の1店舗の取引件數(shù)が1000件を超え、売り上げが4萬元(1元は約19.4円)以上という店もある。竹筒ミルクティー店の店員は取材に、「ピーク時(shí)には1日に1千杯以上売れる」とした。竹筒ミルクティーの店頭販売価格は1杯35元というところが大部分を占め、中には1杯46元というところもある。
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竹筒ミルクティーは相當(dāng)な売り上げに達(dá)することから、「加盟店開設(shè)」、「ラベル印刷」、「竹筒の卸売」など関連事業(yè)も大きく飛躍し、たとえば竹筒販売代理店は1ヶ月に竹筒を10萬個(gè)以上売り上げるという。
竹筒ミルクティーの人気に対し、盤古智庫の江瀚シニア研究員は、「実際には、これは正常な現(xiàn)象だ。この現(xiàn)象から、新スタイル茶飲料の競爭においては、數(shù)年ごとに大人気商品アイテムが登場するということが分かる。かつて流行した『今秋一杯目のミルクティー』もそうした大人気商品だ?,F(xiàn)在人気の竹筒ミルクティーは、実際には提供スタイルの面でのイノベーションでもある」との見方を示した。
業(yè)界関係者は、「多くのネットで爆発的な人気が出た商品と同じように、竹筒ミルクティーはしばらく流行した後、徐々に人々の視界から消えていくだろう」との見方を示した。(編集KS)
「人民網(wǎng)日本語版」2023年4月12日