「本當にお酒は飲んでいないのに、飲酒運転の判定が出た」と飲酒判定の「証拠畫像」付きの書き込みが微信(WeChat)のモーメンツに最近投稿され、話題を集めている。そして誤判定の原因はなんと、新鮮なライチを食べたからだったという。長沙晩報が報じた。
ライチが旬の季節(jié)になると、モーメンツでは、ライチをたくさん食べたあとアルコールチェックを受けると、「酒気帯び運転」、ひいては「酒酔い運転」と判定されたという書き込みが増える。
ライチを食べると、「酒気帯び運転」や「酒酔い運転」と判定されてしまうのはなぜなのだろうか?この噂は本當なのだろうか?湖南航天醫(yī)院薬剤科の馮桂梅主任薬剤師によると、答えは「本當」だという。中國では血中アルコール濃度が100ミリリットル中20ミリグラム以上から100ミリリットル中80ミリグラムまでの場合、「飲酒運転」と判定される。交通の安全を確保するために、交通警察は通常、息を吹くタイプのアルコールチェッカーを使って、飲酒運転の有無を判定する。では、ライチを食べると、なぜアルコールが発生するのだろうか?
馮主任薬剤師によると、まず輸送の過程で、ライチに含まれる糖分が発酵してアルコールが発生する。また、ライチは糖分の高い果物なため、その糖分を大量に摂取すると、それが口の中で細菌の養(yǎng)分となり、アルコールが発生するという。主にその2つが原因となり、ライチをたくさん食べると、「飲酒運転」と誤判定されてしまうとしている。
ではライチを食べたことが原因で、「飲酒運転」と判定されてしまった場合はどうすればいいのだろうか?馮主任薬剤師は、「水でうがいして、しばらく休んでから、もう一度チェックを受ければいい。どうしてもアルコールが検出される場合は、血液検査を受ければ真相が分かる。血中アルコール濃度は、動かぬ証拠で、誤判定の場合は必ず分かる」とし、「不必要な問題を避けるために、車を運転する前は、ライチをたくさん食べないようにしたほうがいい」とアドバイスしている。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語版」2023年6月12日