北京ではここ數(shù)日、大雨が続いており、故宮では「九竜吐水(九竜が水を吐く)」光景が見られた。巧みな排水システムによって、壯大な故宮の建築群は、降り続く豪雨の中でも安全かつ無事な狀態(tài)が保たれている。故宮の雨水排水システムは明代に設(shè)置された。故宮の地盤は北京の地理的な特徴に合わせ、全體的に北が高くて南が低く、中間が高くて両側(cè)が低い形狀になっているうえ、緩やかな傾斜がついている。この傾斜によって自然な排水が行われやすくなり、溜まった水がゆっくりと排水される。故宮に殘されている古代の雨水溝は、長さが15キロメートル以上に及び、うち地下にある排水溝の長さは約13キロメートルに達している。故宮の排水溝はすべて、故宮內(nèi)を流れる內(nèi)金水河に通じている。內(nèi)金水河は故宮の城壁の外側(cè)にある幅52メートルの堀につながっており、さらには外金水河や中南海など近隣の水系とも通じている。新華網(wǎng)が伝えた。(編集KM)
「人民網(wǎng)日本語版」2023年8月1日