スイスの國際経営開発研究所（IMD）が最新の國際競(jìng)爭(zhēng)力ランキングを発表した。香港は2005年以來、8年間にわたりトップ3入りを果たしてきたが、今年は4位にランクインし、トップ3から外れた。香港に代わって3位につけたのはシンガポールで、2010年に続いて再び香港を上回った。1位と2位は変わらず、それぞれ米國とスイスとなった。中國新聞網(wǎng)が香港「大公報(bào)」の記事を引用し伝えた。

IMD指標(biāo)の総合ランキングは経済狀況?財(cái)政政策?ビジネスの効率性?インフラの4つの要素に基づいており、各國?地域の「企業(yè)が良性の競(jìng)爭(zhēng)を行う良好な経済的環(huán)境を創(chuàng)出?維持する力」を分析し、ランク付けを行っている。

香港中文大學(xué)経済學(xué)部の莊太量準(zhǔn)教授は「注目すべきは、近年中國大陸部の都市に『後発先至（後から発して先に至る）』の兆しが見られる點(diǎn)だ。今や、多くの都市が他國と直接貿(mào)易を行っている。香港の足がかりとしての役割は徐々に消えつつあり、競(jìng)爭(zhēng)力にも頭打ちが見えてきている。順位は今後徐々に下がっていくだろう」と指摘する。

交通銀行香港チーフ?エコノミスト兼ストラテジストの羅家聡氏は「國際競(jìng)爭(zhēng)力をつける上で、物価が高すぎてはならない。しかし、香港は固定相場(chǎng)制のため、香港ドル相場(chǎng)が米ドルと連動(dòng)しており、自主的に金利政策を通じて為替相場(chǎng)やインフレ期待を調(diào)節(jié)することができず、価格調(diào)節(jié)能力に欠ける。また、最低賃金および賃貸料の高止まりの影響で、企業(yè)の経営コストはかさむばかりで、物価も自然と引き上げられる。香港の失業(yè)率が低いことも、競(jìng)爭(zhēng)力に影響を及ぼすだろう」と述べた。（編集SN）

「人民網(wǎng)日本語版」2014年5月22日