近年、米國は戦略面の偏執(zhí)性がひどくなっている。ウクライナ事件についてはロシアが西側(cè)の衰えに乗じて現(xiàn)行の國際秩序に挑戦したものだと位置づけると同時に、中國についても「國際秩序を蠶食している」と喧伝している。米側(cè)は、南中國海問題で國際法とアジア太平洋の安全保障秩序を破壊していると中國を非難し、東西両ラインで西側(cè)主導(dǎo)の國際秩序に連攜して挑戦するものと中露協(xié)力を見ている。対抗的戦略角逐思考?行動を強化し、軍事力配備以外に、中國を排除するTPP交渉も強力に推し進めている。
中國は分不相応な願望は抱いていないが、公正?包容の心を持っている。中國は米國の「唯一の超大國」の地位に挑戦する意図を有しておらず、太平洋には中米両大國を受け入れる十分な広さがあると考え、中米の新型の大國関係を積極的に推し進め、アジア太平洋での両國の良好な相互作用を追求している。中國は人類運命共同體意識を提唱し、共通の安全保障と共同発展を核心とするアジアの夢、アジア太平洋の夢、世界の夢を打ち出し、中國と外國の夢の一致、発展の連結(jié)、コネクティビティ、助け合い、共同繁栄に努力している。中國は自らを現(xiàn)行の國際體制の參加者、受益者、建設(shè)者、改革者と位置づけ、開放?融合政策をとっている。例えば中國はWTOに加盟したうえ、その「優(yōu)等生」となり、自らの改革、開放、発展を力強く促進し、世界の成長と開放的経済體制の重要な推進力ともなった。
國際秩序の変革を前に、中國は責(zé)任ある穏健な姿勢をとり、その公正で合理的な方向への発展を促すべく盡力している。
米國にとっては「単獨覇権」心理の克服、「ゼロサム思考」の放棄こそが真の試練だ。公正、包容、協(xié)力、ウィンウィンの心をしっかりと持つこと以上に取るべき姿勢はない。(編集NA)
「人民網(wǎng)日本語版」2014年11月28日
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